2010年5月19日水曜日

観劇記『ナンシー』


2010年5月19日(水)19:00 函館市民会館にて。

新聞などで宣伝を見ていて、とても気になっていた舞台。
でも平日の公演だし、迷っていたところ、4月の半ばに通りかかったプレイガイドでまだチケットを売っているのを見かけて、買ってしまった。

田舎のとある銀行で起きた人質立てこもり事件。
警察が現場に到着したときに既に事件は解決していた。
しかし、それ以上に面倒で厄介な「事件」が銀行内では起こっていた。
警察、人質、そして強盗犯。
彼らは無事に「事件」を解決し、銀行から出られるのか?
そして驚愕のラストがこの小さな銀行に奇跡を起こす…。
(公演プログラムより)

出演者7人、セットの転換もほとんど無い(すべて銀行の中でのできごと)、実にツアー向きの作品。
今回この作品を観たいと思ったいちばんの理由は、安田顕
NACSのお芝居とちがってふつうの役だったけれど(笑)、やっぱり舞台での経験を積み重ねた力のある、安心して見られる役者だなと感じた。カーテンコールでも、主演の西村雅彦に「北海道といえば」と紹介されて、いちばん拍手を受けてました。
初舞台だという飯島直子も良かった。

ラストのオチ、というか演出はなんとなく読めたけど、それでもあのカタルシスは気持ちよかった。
すごくあたたかく、明るい気持ちになれるお芝居だった。
ところで今回、公演プログラムは要らないかな、と思ったのだけれど、この小粋なデザインを見て買ってしまった。預金通帳型(ケースつき)。ただし大きさは実物の4倍。

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