2010年5月21日金曜日

something different

この4月から、ちょっと変わった仕事をしている。

今年度、道教委が新たなプロジェクト「巡回指導教員活用事業」。
私がやるのはその「巡回指導教員」。今年度は全道各地に30名ほどが配置されている。
道教委によると事業のねらいは、

児童生徒の学力を高めるため、教科指導において豊富な経験と高い専門性、実践的指導力を有する教員が、学力向上に積極的に取り組もうとする複数の学校を巡回し、ティーム・ティーチングによる授業や若手教員等の指導、授業づくりにかかわる支援などを行います。

だそうだ。
最初にこのお話をいただいたのは、2月の末。
理由は定かではないが、上のほうからぜひ私にということだったらしい。
「豊富な経験」? たかだか12年。しかもそのうち半分は超小規模校。しかもその後2年間は現場を離れ、ごくふつうのサイズのクラスで授業をすることにやっと慣れたところだというのに。
「実践的指導力」? 特に大きな研究授業をしたこともないし、私の教えた子たち、ぜんぜんできないんですけど…。
英語教師としての私の強みといえば、英語がそこそこできることくらい。強いていえばそれが教科における「高い専門性」と言えなくもないけれど。

そんなわけで現在、在籍している本務校のほかに、兼務校として町内のもうひとつの学校に週2回行っている。
本務校では、1年生を教える新採用君と、3年生を教える4年目君のサポート。
兼務校では、3学年合わせて6クラスをひとりで教える(しかも2・3年生は久しぶりらしい)3つ下の先生のサポート。

実際に仕事を始めて2ヶ月ほどが経つけれど、なぜ私に声がかかったのか未だに謎。
この仕事をすることで、今年こそはと思っていた学級担任もできないし、英語の授業が大好きな私にとって自分で授業ができないのはかなり物足りない。若い子たちの授業を見て「私にやらせろ!」と歯痒く感じることも多々ある(笑)。
でも、私の持っている能力や今までやってきたことが認められて、必要とされているのであれば、できる限りのことをしたいと思う。

それにしても、何かと人とちがうことをしてみたい願望が強い私の性質を見透かしたような人事。
意外に自分より周りのほうが、私の適性を見抜いているのかも。

何はともあれ、今まで誰もやったことの仕事ってスリリングかつエキサイティング。どうなることかわからないけれど、がんばってみよう。

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