2010年9月26日日曜日

2010観劇記 芝居組「虎」『雪花抄(セッカショウ)』

函館舞台塾2010演劇フェスティバル参加作品。

2010年9月26日(日)13:30 函館市芸術ホール リハーサル室にて観劇。

演劇フェスティバルは毎年全部無料で観られる招待券をいただくのだけれど、「虎」さんはいつも予定が合わず今年が初観劇。ついでに言うと、リハーサル室でのお芝居を観るのも初。

最高の刀を打つために山に入る刀鍛冶と、山に住むあやかしの少女の物語。
自らの望む「かたち」を作り出そうとする男と、自らの「かたち」すら定かではない女。
ふたりのもとめる、そして最後にたどりつく「かたち」とは。

ラスト、春を迎えて桜が舞う中、カーテンコールで登場したヒロイン桜夜(さくや)ちゃんの白い着物が、プロジェクタで映し出された桜の花びらで桜模様になっていたのがとっても印象的だった。

役者さん(特に女優さん)がいっしょうけんめいだったし、装置とか照明も綺麗で、お話はせつないんだけど、観終わったあと豊かな気持ちになる作品だった。いいモノ観たな~ってかんじ。

2010年9月23日木曜日

2010観劇記 合同バレエ 白鳥の湖―全幕

ブログをサボりまくっていた2010年後半。

今更だけれど、観劇と読書についてだけは記録のために記しておこうと思う。

2010年9月23日(木・祝)15:00 函館市民会館にて

思えば(発表会ではない)、バレエの公演を観るのは2度目。
1度目は7年くらい前、バンクーバーを旅したときに、ちょうどクリスマス時季で、たまたま泊まったホテルの近くの劇場でやっていた『くるみ割り人形』。
地元のBritish Columbia Balletと、隣のAlberta Balletの合同公演で、シュガーフェアリー(金平糖の精だっけ?)をアルバータバレエの日本人ダンサーが踊っていた。

そして今回、バレエといえば、の『白鳥の湖』。
なんとなく音楽だけでも予習しておこうと、マシュー・ボーン版のDVDを観てみたり。

函館市内のバレエ団体が合同で行ったこの公演。けっこう目立つ役で5人ほど知り合いが出ていた。
そもそも函館のバレエ人口が意外に多いことに驚き。バレリーナは上手な人がたくさんいる。
しかし残念ながら男性ダンサーは少ないらしく、主要なところはみんなゲストダンサー。ロットバルト役の人が良かったな~。

それにしても、函館で地元ダンサーによるこんな大掛かりな(全幕!)バレエが見られるなんて、貴重な経験。
函館市民がこういうパフォーミングアーツを観ることに慣れ親しむようになって、もっといろんなものが観られるようになるといいな。