2011年11月27日日曜日

舞監への道~『夢の海賊』千秋楽


劇団のお使いを済ませてから楽屋入り。

今回のお芝居のテーマは、ひとことで言うとたぶん、「現実と向き合い、社会の一員として仕事に誇りを持ちながら、夢を追い続けること」。(くわしいあらすじはこちら
自分のキャリアについていろいろ考えた一年だっただけに、すごく考えさせられた。

2回目の公演はちょっとしたハプニングもあり、裏方の仕事の大変さを実感した。
三谷幸喜の『ショウ・マスト・ゴー・オン』みたいだったよ。

いちばん好きだったシーンはラスト近く。
主人公が夢見る力を取り戻すところ。印象的なBGM(オリジナル)と同時に、夢見る力を象徴する「ひらめきの実」(写真)がいっせいに実る。消えていた海も戻ってくる。音響と照明の力を感じた瞬間だった。

終演後、撤収、そして打ち上げ!
いろんな人たち、特に長年函館でアマチュア演劇に携わっている先輩方とお話できてとても楽しかった。
今回照明を担当されたお姉さまに、「舞台監督をやりたいって言う人はなかなかいないからうれしい。あなた冷静そうだからきっとだいじょうぶ」と言っていただけたのがすごくうれしかった。

幅広い年代のひとたちといっしょにひとつのお芝居をつくることができて、かけがえのない経験となった。
観に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
これからも修行を続けます。めざすは舞監!

2011年11月26日土曜日

舞監への道~『夢の海賊』初日



ステージラボ2011 演劇フェスティバル特別企画 市内6劇団合同公演『夢の海賊』いよいよ初日。

ほんとうは2日前の仕込みとかも手伝いたかったのだけれど、どうも仕事が気になって休みが取れず。残念。

初日は9:00入り。
ダンスや抜き稽古の間は、どうも何をしていいかわからずうろうろ。差し入れのお菓子などをしょっちゅうつまんでた(笑)。

13:00からゲネプロ。
私の仕事は、下手ソデで舞台監督さんの補佐。
ほかにも直前になってふられた仕事が多く、地味にあせった。臨機応変な対応が必要な仕事なのだと、改めて実感。実は向いてないかも…。
なんと終演後のカゲアナも担当。

17:30開場、18:00開演。
とりあえず1回目の公演は無事終了。
衣装の片付けとかこまごまとした仕事をして、退館。2回目もうまくいくように祈りつつ。

2011年11月25日金曜日

舞監への道~市内6劇団合同公演


やや日が経ってしまったけれど、私にとって2011年をふり返るうえで大きなできごとなので記しておく。

3月に舞台セミナーを卒業し、憧れの劇団員に。
所属する「劇団自由飛行館」が参加する函館演劇界の大イベント、「市内6劇団合同公演『夢の海賊』」に携わることに。

3月末に合同で脚本の読み合わせがあり、4月はじめにオーディション。
スタッフ希望にもかかわらず、いろいろ役をやらせてもらって気楽に楽しんだ。

まもなくキャスト・スタッフが決定。私は念願の舞台監督助手に。
とはいえ、稽古の間は何をしていいかわからず。とりあえず「舞台監督の仕事」という本を借りて舞台監督とはなんぞや?というお勉強。

そのほかは、できるだけ休まず稽古に行って、芝居の流れを把握したり、代役をしたり。
なかなか役者全員が集まることはむずかしいので、ほぼ毎回誰かの代役をしてた気がする。これがけっこう楽しかった。
ダンスの練習にも参加させてもらったりして、運動不足の解消も。

あと、演出や制作の会議にも参加して、今まで演劇教室の一受講生であまりかかわりのなかった、情宣とかチケットの販売とかについてもいろいろ勉強できたのが大きな収穫だった。

本番が近づいてからは、キャスト・スタッフの稽古に入れる時間をとりまとめたり。

今年度は仕事もけっこうたいへんだし、体力的には厳しかったけれど、今までとは違った形で演劇に携われることが楽しくてしかたがない日々だった。