2012年3月18日日曜日

観劇記2012 ステージラボ2011 レッツ!ワークショップ―ア・ラ・カルト―参加者修了公演 『Re:スタート』

2012年3月18日(日) 函館市芸術ホールにて。

ホールに入ると、ステージに客席が組んである。演技者と観客の距離がすごく近い。
かつ、ホールなので照明は充実。なんともぜいたくな使い方。
いろんな「再スタート」のお話。

第1話「再出発」
ブームが過ぎた元子役スターとその家族をめぐるお話。

第2話「共同作業」
女子高校生たちが、協力してひとつのダンスを作りあげることを通して成長していくお話。
たぶんあのダンスにはジャニーズとかKARAとかAKBとかの動きが含まれていたのでしょうが、おばさんにはよくわかりませんでした…。

第3話「罪と罰」
恋人を失った刑事が、その犯人を追い詰めるお話。

第4話「七転び八起き」
修羅場のマンガ家と、そのアシスタントのお話。
これがいちばん面白かった。「合田クリスティーヌ」(マンガ家)、「常盤藤子」(アシスタント)、「服部忍」(担当編集者)というネーミングがツボ。

第5話「神の声」
先にすすめそうですすめないカップルのお話。

空間の使い方とか、5つのストーリーをつなぐ構成とか、オープニングの演出とか、いろいろと刺激のある舞台だった。

ところでこの舞台、出演者の半分くらいが知り合いで、客席も顔見知り率がかなり高かった。
こうやって演劇をとおして知り合いが増えるのはたのしい。

2012年3月11日日曜日

観劇記2012 劇団.F『夢乃町3番地プロミスビル6階』

2012年3月11日(日) 13:30 函館市芸術ホール リハーサル室にて。

北海道教育大学函館校の演劇部を引退した人たちが新たに作った劇団、劇団.F(ドットエフ)の旗揚げ公演。

夢乃町3番地プロミスビル6階の空き店舗。
理想の店を作りあげようとする藤子。
次第に明らかになっていく彼女の趣味…。
そして藤子に振り回される周りの人々…。
何が起こるかわからないドタバタラブコメディー!
(公演パンフレットより)

まず何より、藤子役の役者さんの美脚に釘付け!! ラストシーンのコスプレもステキだった~! 眼福!

そう、藤子の趣味とは、コスプレ。
従業員に好みのコスプレをさせたバーを作ろうとする。
しかしながら、彼女がバーの開店を急ぐのには理由があって…、というお話。

藤子のキャラクター、コスプレ好きという趣味の奇抜さと、恋人が帰るまでに夢を叶えようとする、恋する女の子の可愛さ、みたいなののギャップがもっとあっても面白かった気がする。
趣味が明らかになるにつれて、私服もコスプレまがいの派手なのになっていくとか。

楽しめる舞台ではあったけれど、「ドタバタラブコメディー」というにはちょっと物足りないかも。
もっとスピード感があってもよかった。
せっかくコスプレという面白い題材なのだから、従業員たちが出てくるたびに違う衣装着てるとか、もっと目で楽しませてくれてもいい。CAとか警察官とかミニスカ+白衣とかチアリーダーとか。

あと、広いトイレへのこだわりと、コスプレ趣味との関係が結局謎。
2年くらい前に、函教大演劇部の公演で広いトイレのネタが出てきたけど、関係あるのか?

何はともあれ、若い子たちの演劇人口が増えるのはうれしい。
これからもがんばって面白いお芝居作ってください。おばさん応援してるわよ~!