購読している朝日新聞に日帰り観劇ツアーのチラシが入ってきたので申し込んでみた。
チケットと往復のバス代と夕食のお弁当代でしめて12000円。これはお得。
函館から出発したバスが、8:00に勤務地の駅前で迎えてくれた。ここで乗ったのは私だけ。その後2ヶ所で何人か乗せて、一路札幌へ。参加者の年齢層の高さに思わず笑ってしまった。主におばちゃんたちと、ご夫婦連れが何組か。たぶん私が最年少。そのせいかトイレ休憩もこまめで助かった。
車中で持参のお昼ごはん(おにぎりとミニトマト)を食べて、お昼すぎに札幌着。
昼の部のお芝居を観劇。
ミュージカル・プレイ『再会』とショー『ソウル・オブ・シバ!』
お芝居は、けっこう前の作品の再演。
「お堅い女が自分に惚れるように仕向けて、最後に捨てる」という課題を与えられたプレイボーイの主人公が、いつしか彼女に本気で恋をしてしまうのだが、実は…というお話。
しかし、これがなぜ再演されるのかがナゾ。人気あるの?
「遊び人が真実の恋を知って変わる」というのがカタルシスなのか? それ以前に、主人公(しかも演じるのは女)の低レベルなプレイボーイぶりに不快感を感じないの? お堅いヒロインの「男のために着飾るなんてお金の無駄」っていう歌も不可解。彼女が「女が着飾るのは男のため」と思っている勘違い女であることを表しているなら別だけど。でもそもそも、「お堅い図書館員」というのはヒロインが演じる仮の姿のはず。だったらわざわざこんな場面設ける必要あるの? ナゾは尽きない。
しかしながら、ヒロインの変身ぶり、というより本性現しぶりはステキだった。過去の恋愛をカミングアウトして主人公を驚かせるシーンはスカッとしたわ~。
それにしても、男役さんたちが、ベテランさんと3番手くらいまでを除いてみんな「女の子」に見えちゃうのに驚いた。思えばツアー公演に来るような下級生たちはみんな年下だもんな~。
ショーはキレイだった~!
主演娘役の夢咲ねねって、大人っぽくてけっこう好きかも。一瞬男役さんかと思うような場面もあった。
ショーの作・演出家曰く、「コケティッシュな魅力とゴージャス感を併せ持つ」そうです。
とにかく、「キレイな人たちがキレイなかっこうしてキレイな動きを繰り広げる」という宝塚歌劇の魅力をたんのうした。ショーはいい。
全国ツアーならではのご当地ネタも楽しい。主演男役の柚希礼音さんはまりもっこりの靴下を履いていたそうです。ショーの中で靴を履き替えるシーンがあったのだけど、「遠くて見えなかった?」っていうアドリブが可愛かった。そういえばやけにカラフルな靴下だなとは思ったのだけれど。
大劇場で見るのと比べたら人数も半分以下の35人くらいで、小ぢんまりしてはいるけれど、近場で交通費込みで12000円で見られることを考えたらじゅうぶん。楽しかった。
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