2009年11月25日(水)函館市民会館大ホールにて
あんまりチケットが売れなかったらしく、芸術ホールの知り合いに「学生料金(半額)でいいから」と言われて4000円の席を2000円で買った。
そして当日会場に着いたらその人がいて、「もっといい席が空いてる」とのこと。換えてもらっちゃった。ラッキー。実際客席の埋まり具合は3分の2くらい?だった。
と言うわけでかなりお得に観たお芝居。
宮本輝の原作を、『レ・ミゼラブル』の演出家ジョン・ケアードが舞台化したもの。
とある事件がもとで、納得しないまま離婚した元夫婦。
10年後、偶然の再会をきっかけに、女は男に手紙を書き送る。
事件の真相、そこに至る経緯、それにまつわる苦悩、その後のふたりの人生、そして未来への希望が綴られた往復書簡が語られる。
手紙を書いた主人公の男女(鹿賀丈史と小島聖)だけでなく、そのほかの人物を演じる男女それぞれ4人ずつの俳優も時に手紙を読み上げる演出が面白い。
尺八奏者の藤原道山による生演奏の音楽も良かった。
あらすじを見た時点では、もっとドロドロしたお話かと思ってた。でもラスト、過去のいろんなことを受け容れたうえで、お互いを大切に思いそれぞれの幸せをねがうふたりが清清しくて、せつないながらも胸が熱くなった。
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