2010年1月11日月曜日

観劇記 劇団四季『アイーダ』

今更だけど、冬休みに観たお芝居の記録。
2010年1月8日(金)18:30 四季劇場「海」にて観劇。

今回の旅では歌舞伎座の3階席が買えず、時間的にも体力的にも幕見に並ぶのは1回が限界なので、予定が空いていた。
そのため、それほど期待せずいちばん安い席を購入。去年観た『55ステップス』で聴いた曲がいくつか印象に残っていたため、気になる作品ではあったけれど。一応、直前にB’WAYオリジナルキャストのCDを購入してちょっとだけ予習。

で、感想。
ディズニーってスゴイ!!

エジプトに征服されようとしている国の王女アイーダと、エジプトの将軍ラダメスと、ラダメスの婚約者でエジプトの王女アムネリスの恋物語。
ディズニーなのに大人の物語で驚いた。いかにもエジプト!じゃないかんじの衣装もかっこいい。冒頭とラストのからくりもいい。

アムネリスがいい。高貴の女性として、美しく在ることにプライドを持っているところは、エリザベートとかエビータにも通じる。ファッションショーのシーンMY STRONGEST SUITSが好き。『エリザベート』でいえば「美容の時間」、エビータにおける「Rainbow High」みたいな曲。「お洒落は私の切り札」という日本語訳はいまひとつパッとしないけど。
ベッドで恋人を待つシーンの可愛さとか、でもおバカさんじゃない感じで、魅力的。恋のライバルでありながらもアイーダの聡明さを見抜いて信頼し、尊重しあう関係もすてき。

アイーダ/アムネリス/ラダメスの関係って、WICKEDのエルファバ/グリンダ/フィエロの関係に似ている気がする。特にアムネリスとグリンダが、ともに物語のラスト、「愛する人がライバルとともに去り、ひとり為政者としての孤独を受け容れる」ところが共通していると思った。
それほど期待していなかっただけに、すごく得した気分。ぜひもう一度観たい。

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