2010年7月29日木曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY13
school visit2回目。
今回はMetro Continuing EducationのLINC (Language Instruction for Newcomers to Canada)の大人向けESLプログラムを見学。カナダへの移住者は、ある程度の英語教育を無償で受ける機会があるそうだ。
いろんなbackgroundを持った大人たちが、主にカナダで職を得ることを目指して英語を学んでいる。
教室や廊下の掲示物に興味深いものが多い。上のはわりと上級のクラスにあったもの。これ自分の勉強用にほしい。
Canadian Language Benchmarksのポスター。 英語を母語としない人たちの英語力を測る指標で、12のレベルに分かれている。これはレベル3のもの。研修の中で、ヨーロッパで使われている同じような指標についても触れられていた。なかなか興味深いのでそのうち調べてみたい。
近くのモールのフードコートででチャイニーズのランチを食べてから、大学に戻る。
午後はカナダの教員のみなさんとの懇談。前の週にもあって、この日が2回目。
どの日にどの人と話したか忘れてしまったのだけれど、記憶をたよりにまとめて記録しておく。
Outreach programに携わっている高校の先生。
エドモントンのschool systemについて説明してくれた。日本の保育園にあたるものはpublicのものではないため、フルタイムで働く人は小さな子どもをどうしているのかが気になって質問してみた。彼自身はchild careに預けているけれど、長時間になればなるほどお金がかかるのでたいへん、みたいなことを言っていた気がする。
前にアルバータの高校で教えていたときに、クラスにいた子が「Outreachにtransferするから」と言って辞めてしまったことがあって、それ以来気になっていたoutreach programについても知ることができた。就学すべき年齢(16歳?)を過ぎた人たちがhigh school dipromaを取得するためのプログラムらしい。
小学校の低学年の先生。
参観日での、保護者に子どものachievementを知ってもらう活動の工夫を紹介してくれたのが興味深かった。
幼稚園の先生。
Smartboardを使った活動を紹介してくれた。かなり活用しているらしいのだけれど、小さいうちからああいう画面を長い時間見るのってどうなの?とも思った。
Ukrainian bilingualの学校でUkrainian Languageを教えている先生。
projectを中心にした、task-basedの授業をしているそうで、FashionについてのUnitを紹介してくれた。 すごくやってみたいけど、文法ベースの教科書に沿って教えるのがスタンダードな日本の中学校ではなかなか。
フランス語とスペイン語の先生。
French Immersionも教えたことがあるそうなのだけれど、ご自身はもともとFrench backgroundなわけではなく、フランス語は学校教育で身につけたと聞いて驚いた。
小学校~中学校の教頭先生(女性)。
最近administratorの仕事にちょっと興味があるので(自分ではやりたくないけど)、いろいろ質問した。 newsletterによる保護者への情報発信や、それを保護者にちゃんと読んでもらうよう啓発することの重要性とか、いろいろ興味深かった。
カナダの学校については、実際に1年半教えてすでに知っていることもいろいろあったので、マニアックで奇妙な質問をしてしまったかも。
でも新たに知ったこともたくさんあって、貴重な経験だった。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿