2010年12月29日水曜日

2010読書記録 THE CARRIE DIARIES Candace Bushnell

冬休みに読もうと思って買ったのだけれど、その前に読み終わってしまった本。

ドラマSex and the Cityの原作者による、主人公キャリーの高校時代のお話。
高校生の分際で飲酒・喫煙とか、頭は悪くないのに恋愛面は弱いところとか(なぜあんな男に惚れる?)、イラっとするところはありつつも、キャリーの「書くこと」へのコミットメントはとても良く描けていると感じた。女の子の自己実現の物語として興味深く読めた。
アメリカの田舎町で高校時代を過ごした人は、懐かしさを感じられるのかなとも思った。

マニアとしては、何と言ってもラストの一行がツボ。
高校を卒業した夏、ニューヨークで行われるライティングプログラムを受けられることになり、初めて”the City”に出てきたキャリーは、バッグを盗まれてしまう。途方に暮れた末に、クラスメイトが紹介してくれた「年上の従姉」に連絡を取る。
電話に出た相手の名前を確認するキャリー。その名前は…。

ドラマとの生い立ちの違いとかはあるけれど、これはこれでそれなりに楽しめた。
他の3人の過去とかも気になるな~。

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