2011年3月19日土曜日

デジタル化進行中 その1

1月に買ったブルーレイレコーダを活用して、古いビデオテープ(主に演劇)のデジタル化をすすめている。

そのうちのいくつか、まずは三谷幸喜作品3本を紹介。

「バイ・マイセルフ」
松本幸四郎と市川染五郎のふたり芝居。
伝説の老俳優と、彼の自伝のゴーストライターのお話。老俳優が人生を語る中で、ライターとの間になんとなく親子めいた絆が生まれてくるのが、「父と息子萌え」の私にはかなりツボ。しかも役者ふたりはリアル親子。

「彦馬がゆく」
幕末の江戸を舞台に、写真館に集う人たちを描いたお話。
歴史上の有名人たちも登場するのだけれど、どれも珍解釈な人物像なのが面白い。
主人公の写真師神田彦馬が写真を撮るときに言う、「人生でもっとも愉快だったときのことを思い出してください」っていうせりふが好き。

「You Are The Top 今宵の君」
事故で亡くなった女性歌手の追悼コンサートで歌う曲を書くために再会した、かつて黄金のコンビと言われた作詞家と作曲家。ともに曲を作るうちに、ともに愛した女性歌手との思い出がよみがえる。
上演時、主演のひとり鹿賀丈史が初日を目前に病気で降板したことも話題になった。
作詞家役の市村正親さんはさすが。軽妙ながら、せりふに重みがある。急遽代役となった作曲家役の浅野和之さんも、シニカルで人間関係に不器用な感じがいい。ふたりの思い出の中にいる女、戸田恵子さんもすてき。

まだまだ、山ほどあるビデオテープ。お金のかからない娯楽はしばらく続く。

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