先日、見慣れないアドレスからメールが届いた。件名は”flat stanley Germany”。
だいぶ前に、Flat Stanley Projectという交流プログラムで一度だけ手紙のやりとりをした、ドイツの学校の先生からだった。
日本の地震のニュースを聞いて、生徒たちみんなが無事を祈っている。遠く離れていて何もできないけれど、私たちがかつての幸せな交流を憶えていることを知っていてくれることが救いになれば、という内容だった。
何年も前の、たった一度の交流を憶えていて、思いを寄せてくれている人たちがいることに、涙が出た。
きっとそのクラスの子たちにとっていちばん近い「日本」は直接手紙をやりとりした私たちで、だからこの災害を知ってまっさきに思い出し気遣ってくれたのだろう。
ほんの小さなつながりでも、人の心に残り続けるのだということ。
そして、そんなつながりに救われることもあるのだということを感じたできごとだった。
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