2009年11月25日水曜日

観劇記『錦繍』

2009年11月25日(水)函館市民会館大ホールにて
あんまりチケットが売れなかったらしく、芸術ホールの知り合いに「学生料金(半額)でいいから」と言われて4000円の席を2000円で買った。
そして当日会場に着いたらその人がいて、「もっといい席が空いてる」とのこと。換えてもらっちゃった。ラッキー。実際客席の埋まり具合は3分の2くらい?だった。

と言うわけでかなりお得に観たお芝居。
宮本輝の原作を、『レ・ミゼラブル』の演出家ジョン・ケアードが舞台化したもの。

とある事件がもとで、納得しないまま離婚した元夫婦。
10年後、偶然の再会をきっかけに、女は男に手紙を書き送る。
事件の真相、そこに至る経緯、それにまつわる苦悩、その後のふたりの人生、そして未来への希望が綴られた往復書簡が語られる。

手紙を書いた主人公の男女(鹿賀丈史と小島聖)だけでなく、そのほかの人物を演じる男女それぞれ4人ずつの俳優も時に手紙を読み上げる演出が面白い。
尺八奏者の藤原道山による生演奏の音楽も良かった。

あらすじを見た時点では、もっとドロドロしたお話かと思ってた。でもラスト、過去のいろんなことを受け容れたうえで、お互いを大切に思いそれぞれの幸せをねがうふたりが清清しくて、せつないながらも胸が熱くなった。

2009年11月21日土曜日

ボジョレー・ヌーヴォを2回飲んだ週末

まずは金曜日。
地区の英語教育研究会の飲み会にて。飲み放題だったにもかかわらず、追加でボトルを注文。
5人だったのであっという間に空になった。


そして土曜日。
父も飲みたがっているとのことなので、実家へのお土産に、気になっていたセイコーマートのを買ってみようと思い立った。
勤務地で仕事があったのでその帰りに、駅前のセイコーマートに寄ったところ、なんと今年は出来が良かったために人気で、発売2日目に売り切れてしまったとのこと。
がっかりしつつ、帰り道にもう一軒あるお店に寄ってみたら、奇跡的にラスト2本残っていた!
実家ごはんとともに美味しくいただきました。
ワイン大好き。

2009年11月15日日曜日

早くもクリスマスショッピング

叔母と母と3人で、「北欧のファブリック展」が開かれているはこだて工芸舎に出かけた。
Ekelundというスウェーデン王室御用達のタオルブランドの製品が並ぶ。
パイル地ではなく、上質な綿織物でとてもステキな手触りなのだけれど、お値段もステキでもったいなくて手は拭けません・・・。
しかし、雪の積もる窓枠の向こうにクリスマスツリーと黒猫が見えるコレに一目惚れしてつい購入。
キッチンカウンターに飾ってみた。早くもクリスマスショッピングfor自分。
ついでにたまたまこの日着ていた服に合うという理由でピアス(500円)も。


その後、国指定重要文化財の建物をカフェにしたTACHIKAWA CAFEにてお茶。アップルシュトゥルーデルと紅茶をいただいた。


なんだか豊かな気持ちになった一日。

2009年11月8日日曜日

目指せ生活改善。

ここ数年、体重の増加が悩みの種。特に食べる量が増えたわけでもないし(もともとよく食べる)、運動量が減ったわけでもない(もともとしない)のだけれど、加齢による新陳代謝の低下ってやっぱり深刻。
一気に太ったわけではないが、じわじわと肥大しているこのカラダ。この3年ほどで着られなくなった服は数知れない。

で、とりあえず週2回の運動を目標としてみた。週1回のお芝居の稽古にちゃんと時間どおりに行けば、1時間のダンスレッスンが受けられるから、プラス1回どこかで体を動かそうと決意。


まずはこの日、公民館に行く用事があったので、家から歩いてみた。片道20分ちょっと。公園を通り抜けたら、秋の景色が楽しめた。


・・・という決意をしてから3週間。いまだに一度も達成できていません。
しっかりしろ自分!!

2009年11月1日日曜日

観劇記 ~ 宝塚歌劇 星組全国ツアー公演 in 札幌

購読している朝日新聞に日帰り観劇ツアーのチラシが入ってきたので申し込んでみた。
チケットと往復のバス代と夕食のお弁当代でしめて12000円。これはお得。
函館から出発したバスが、8:00に勤務地の駅前で迎えてくれた。ここで乗ったのは私だけ。その後2ヶ所で何人か乗せて、一路札幌へ。参加者の年齢層の高さに思わず笑ってしまった。主におばちゃんたちと、ご夫婦連れが何組か。たぶん私が最年少。そのせいかトイレ休憩もこまめで助かった。
車中で持参のお昼ごはん(おにぎりとミニトマト)を食べて、お昼すぎに札幌着。

昼の部のお芝居を観劇。
ミュージカル・プレイ『再会』とショー『ソウル・オブ・シバ!』

お芝居は、けっこう前の作品の再演。
「お堅い女が自分に惚れるように仕向けて、最後に捨てる」という課題を与えられたプレイボーイの主人公が、いつしか彼女に本気で恋をしてしまうのだが、実は…というお話。
しかし、これがなぜ再演されるのかがナゾ。人気あるの?
「遊び人が真実の恋を知って変わる」というのがカタルシスなのか? それ以前に、主人公(しかも演じるのは女)の低レベルなプレイボーイぶりに不快感を感じないの? お堅いヒロインの「男のために着飾るなんてお金の無駄」っていう歌も不可解。彼女が「女が着飾るのは男のため」と思っている勘違い女であることを表しているなら別だけど。でもそもそも、「お堅い図書館員」というのはヒロインが演じる仮の姿のはず。だったらわざわざこんな場面設ける必要あるの? ナゾは尽きない。
しかしながら、ヒロインの変身ぶり、というより本性現しぶりはステキだった。過去の恋愛をカミングアウトして主人公を驚かせるシーンはスカッとしたわ~。
それにしても、男役さんたちが、ベテランさんと3番手くらいまでを除いてみんな「女の子」に見えちゃうのに驚いた。思えばツアー公演に来るような下級生たちはみんな年下だもんな~。

ショーはキレイだった~!
主演娘役の夢咲ねねって、大人っぽくてけっこう好きかも。一瞬男役さんかと思うような場面もあった。
ショーの作・演出家曰く、「コケティッシュな魅力とゴージャス感を併せ持つ」そうです。
とにかく、「キレイな人たちがキレイなかっこうしてキレイな動きを繰り広げる」という宝塚歌劇の魅力をたんのうした。ショーはいい。
全国ツアーならではのご当地ネタも楽しい。主演男役の柚希礼音さんはまりもっこりの靴下を履いていたそうです。ショーの中で靴を履き替えるシーンがあったのだけど、「遠くて見えなかった?」っていうアドリブが可愛かった。そういえばやけにカラフルな靴下だなとは思ったのだけれど。

大劇場で見るのと比べたら人数も半分以下の35人くらいで、小ぢんまりしてはいるけれど、近場で交通費込みで12000円で見られることを考えたらじゅうぶん。楽しかった。