2010年1月29日金曜日

小学校外国語活動のゆくえ

再来年度から、小学校の5,6年生で週1時間、年間35時間の外国語活動がおこなわれる。
この場合「外国語」とは主に英語。10年以上前に小学校の先生になった人たちからしてみれば寝耳に水の話だ。まさか自分が英語を教えなければならなくなるなんて。
この話が本格的に決まってからは、現場はかるくパニックらしい。誰も5,6年の担任したがらないんじゃ、なんて話も聞く。

なので、教育委員会は必死になって小学校の先生たちへの研修をしている。
そのひとつで、60分ほどのワークショップをするよう頼まれた。
依頼をうけたのはけっこう前だったのだけれど、なかなか準備が進まず、直前になってやっと本腰を入れた。4日くらい前に参加者が6名だと知ってちょっと気が楽になったし。

内容は発音トレーニングとクラスルームイングリッシュ。
まずは発音。日本人が苦手とするb/v、s/th、l/rの聞き分けから。私自身はわりと発音に日本人的なアクセントは少ない。でもそれは20数年間の積み重ねで身につけたものだから、実際どうやって発音訓練したかなんてよくわからない。いろいろ考えて、音の出し方を理解して自分でも発音してみたら、何となくわかってくるんじゃないかと思って、そんな感じでやってみた。

次にクラスルームイングリッシュ。小学校の先生方が持っている指導マニュアルみたいなのには、「よく使われるクラスルームイングリッシュ」として大量の英文が載っている。けっこう複雑なのもたくさん。こんなの全部使えなきゃいけないと思ったら嫌になるよな~と思い、「厳選☆クラスルームイングリッシュ」リストを作ってみた。それを使って、実際の授業を想定した演習をちょっと。

最後に、いつも小学校英語について私が考えていることを話した。
ひとつめ。「英語のモデル」にはALTになってもらえばいい。小学校の先生方には、「英語を使おうと努力する日本人のモデル」になってほしいということ。
ふたつめ。これから世界では、もっといろんな英語が許容されるようになってくる。日本人なりの英語をもっと自信をもって使っていけばいいんじゃないか。

という話をしたら、今回私を講師に指名してくれた教育局の方から、「自分が言いたかったことを言ってくれた」とのお言葉をいただいた。かなり長いこと気にかかっていた仕事を無事終えてすっきり。なかなかいい経験をさせてもらった。

2010年1月16日土曜日

めざせ!国際キッズ

今更だけど、冬休みにした仕事の記録。
勤務している町にある宿泊型教育施設で行われた英語キャンプの手伝いをした。
参加者は近郊の小学5年生~中学1年生。私の仕事は主に英語活動のサポート。でも個人的に興味深いイベントだったので、そのほかのところにもいろいろ顔を出した。

1月12日(火)
午前中はスタッフ打ち合わせ。午後からオリエンテーションとアイスブレイク的なゲーム。


1月13日(水)
朝はカナダ、ニュージーランド、ウガンダ、ポルトガル、フィリピン出身の方々による、お国についてのプレゼンテーション。写真はカナダのディスプレイコーナー。
その後は英語活動がメイン。簡単なあいさつや、翌日の函館ウォークラリーに向けての表現を学ぶ。

1月14日(木)
函館ウォークラリー。私は他の仕事のため行かなかったけれど、お天気がかなり悪かったらしく気の毒。でも楽しかったみたい。

1月15日(金)
ウォークラリーのまとめの活動。なかなか個性的なポスターができあがった。
その後はフェアウェルパーティのだしものの練習と、夜はパーティ。せっかくだからと思い、ALTたちのだしものに加わってパーティにも参加したのだけれど、時間が伸びて10:00ころまでかかってしまったのは予想外だった。ぐったり。楽しかったけど。

1月16日(土)
朝は思い出のフォトスタンド作りの活動があったのだけれど、さすがに疲れたのでパス。
11:00からの閉会式のみ参加した。

こういう宿泊を伴う体験学習がどんなふうに運営されているのかがちょっぴりわかって興味深かった。なかなか貴重な体験。

2010年1月12日火曜日

観劇記『壽初春大歌舞伎』昼の部

今更だけど、冬休みに観たお芝居の記録。
2010年1月9日(土) 11:00 歌舞伎座にて。

『春調娘七種(はるのしらべむすめのななくさ)』
静御前と曽我兄弟の踊り。橋之助の五郎、染五郎の十郎、福助の静という綺麗どころ3人。お正月らしく華やかでいい。

『梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)』
幸四郎のお侍が刀の目利きをする話。けっこう面白かった。

『勧進帳』
団十郎の弁慶、梅玉の富樫、勘三郎の義経。さすがに見応えがある。私は幕見の通しだったけど、この幕だけの立ち見のお客さんがたくさんいた。でも幕見席だと飛六方がぜんぜん見えなくてちょっと残念。

『松浦の太鼓』
忠臣蔵の外伝もの。ちょっと集中力が切れてきて長く感じた。

今の歌舞伎座での観劇はたぶんこれが最後。さよなら、歌舞伎座。また会う日まで。

2010年1月11日月曜日

観劇記 劇団四季『アイーダ』

今更だけど、冬休みに観たお芝居の記録。
2010年1月8日(金)18:30 四季劇場「海」にて観劇。

今回の旅では歌舞伎座の3階席が買えず、時間的にも体力的にも幕見に並ぶのは1回が限界なので、予定が空いていた。
そのため、それほど期待せずいちばん安い席を購入。去年観た『55ステップス』で聴いた曲がいくつか印象に残っていたため、気になる作品ではあったけれど。一応、直前にB’WAYオリジナルキャストのCDを購入してちょっとだけ予習。

で、感想。
ディズニーってスゴイ!!

エジプトに征服されようとしている国の王女アイーダと、エジプトの将軍ラダメスと、ラダメスの婚約者でエジプトの王女アムネリスの恋物語。
ディズニーなのに大人の物語で驚いた。いかにもエジプト!じゃないかんじの衣装もかっこいい。冒頭とラストのからくりもいい。

アムネリスがいい。高貴の女性として、美しく在ることにプライドを持っているところは、エリザベートとかエビータにも通じる。ファッションショーのシーンMY STRONGEST SUITSが好き。『エリザベート』でいえば「美容の時間」、エビータにおける「Rainbow High」みたいな曲。「お洒落は私の切り札」という日本語訳はいまひとつパッとしないけど。
ベッドで恋人を待つシーンの可愛さとか、でもおバカさんじゃない感じで、魅力的。恋のライバルでありながらもアイーダの聡明さを見抜いて信頼し、尊重しあう関係もすてき。

アイーダ/アムネリス/ラダメスの関係って、WICKEDのエルファバ/グリンダ/フィエロの関係に似ている気がする。特にアムネリスとグリンダが、ともに物語のラスト、「愛する人がライバルとともに去り、ひとり為政者としての孤独を受け容れる」ところが共通していると思った。
それほど期待していなかっただけに、すごく得した気分。ぜひもう一度観たい。

2010年1月10日日曜日

2010初春 さよなら歌舞伎座の旅 その3

朝はのんびりチェックアウト。
ホテル内の和雑貨のお店で、寅モチーフのカレンダーになった手ぬぐいを見つけて購入。

今回の旅行前に、知人が羽田空港のお土産にもらったクリームパンが美味しかったという話を聞いた。
調べてみると、広島の八天堂のくりーむパンらしい。
羽田空港では期間限定だったらしいのだが、なんと品川駅構内で発見!
薄い皮にクリームがぎっしり詰まっていて、冷たくして食べると超美味!

帰りは最終便が取れず、お昼過ぎの便だったので、そのまま羽田へ。
歌舞伎座がお休み中は、しばらく東京からは足が遠のくかな?と考えつつ、他に楽しみを見つけて結局現実逃避に出かけるのかも、と思う今日このごろ。宝塚も四季もあるしね。

2010年1月9日土曜日

2010初春 さよなら歌舞伎座の旅 その2


予定よりちょっと寝過ごしつつ、バイキングの朝食をとってから歌舞伎座へ。幕見席に並ぶ。
いつもよりやや遅れて着いたけれど、それでも列の先頭から10人以内に並べた。
休みの関係と仕事の忙しさを考えると、たぶん私にとってはこれが最後の歌舞伎座になるだろう。
「あと112日」の電光掲示がちょっぴり淋しい。詳しい感想は後日。


お芝居は16:00ころには終わったけど、疲れたのでホテルに戻り、近くのイタリアンで早めの夕食。
かぼちゃのニョッキと、飲み物はスパークリングワインと白ワイン。
デザートにバニラアイスクリームにエスプレッソをかけたものをいただいた。ちょっとしたぜいたく。

2010年1月8日金曜日

2010初春 さよなら歌舞伎座の旅 その1


ちょっと日が経ってしまったけれど、記録のために記す。
朝一のJAL便で羽田まで。
今回うっかりsuicaを忘れてしまったので、pasmoを買ってみた。京急線で品川へ。

チェックインの時間までそれほどないので、お昼を食べながら待つ。
wing高輪の中の甘味処で、鶏南蛮うどんと、ちょっと贅沢してデザートにクリーム金時(?)。豆!ってかんじで美味しかった。

いつもの品川プリンスにチェックインして、身軽になって銀座へ。お気に入りのお店でお買い物。まだセール品が残っていて、なかなかの収穫だった。


その後、劇場のあるカレッタ汐留へ。
何やらイルミネーションのイベントをやっていて、得した気分だった。
モール内のおにぎり屋さんで、おにぎりと豚汁で軽く夕食。

四季劇場「海」にてミュージカル『アイーダ』を観劇。
それほど期待せずに残っていたいちばん安い席で観たのだけれど、すごく良かった!
ひとことで言うと、「ディズニーってすごい!!」ってかんじ。
詳しい感想は後日。

だいぶ疲れていたのだけれど、どうしても一杯飲みたくて、ずっと気になっていた品プリの39階にあ
るラウンジ「TOP OF シナガワ」に行ってみた。グラスのスパークリングワイン1800円にはややビビったけど、夜景もキレイだし静かでいい。宿泊客は10%OFF。

2010年1月1日金曜日

あけましておめでとうございます


2010年もどうぞよろしくお願いします。

元日は10:00ころ両親と朝ごはん。今年のおせちはこんな感じ。
お雑煮は鯨汁です。


午後から近所の神社まで散歩。
その後、父方母方それぞれのご先祖のお墓参り。
ご先祖とは言っても、どちらも祖父母の代に北海道に渡ってきたので、二人ずつしか入ってないんだけど。
夜はドラマ『相棒』のスペシャルを見ながらまったり。
今年もよい年になりますように。