2010年8月6日金曜日

ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY21


夜、Canadian Football Leagueの試合へ。
地元チームのEdmonton EskimosとToronto Argonautsの対戦。

ルールはさっぱりわからないけれど、何となく雰囲気を楽しむ。あとビール。外で飲むビールってどうしてこう美味しいんだろう。


Eskimosのチームカラーは緑と黄色(ゴールド?)。客席にはこんな装いの人たちがたくさん。左の人とか、ウェスタンな帽子がさらにアルバータらしさを醸し出していてすてき。

ところで、写真の人たちではないのだけれど、近くにいいかんじに酔っ払ったおじさんたちのグループがいた。通路を通る人にいちいちハイタッチを求めるのだけれど、それに対する人々の対応がそれぞれで面白かった。中でも特に覚えているのが、両手にビールを持ってたのに苦労して片手に持ち替えてハイタッチしてた若いお兄ちゃん。いいやつだ。


しかしなんと! ちょっと離れたところでけんかが起き、その周辺の人たちが警察に連れ去られた。その後しばらくして、近くのおじさんグループも連れ出される。どうやらけんかに向かってビールを投げたらしい。
アメリカに比べたら穏やかな雰囲気のカナダだけれど、こんなこともあるのね。



2010年8月5日木曜日

ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY20


あるとき、教育学部の図書館に行ったら、いつも宿題をするソファのあるスペースがこんな感じに。
教育におけるマルチメディアについてのコースを受講している学生たちによるexhibitionだったらしい。アートに囲まれてお勉強。なかなかいい気分。

ところで、研修中のコンピュータの使用について。
私は自分のパソコンを持参しなかったので、大学のものを使っていた。
与えられたユーザーIDとパスワードを使って、教育学部のコンピュータにログオンできる。私は教室のと、この図書館のをおもに使用して、メールのチェックなどをしていた。
残念ながら日本語入力はできないので、送信は英語かローマ字のみだったけれど。

寮にも共用のコンピュータがあったのだけれど、日本語の表示ができず、メールを読むことすらできなかったのであんまり使ってなかった。
図書館は朝8:00に開くので、いつも8時過ぎに寮を出て、9:00からの授業までメールチェックしたり、ソファで宿題したり。静かでお気に入りの空間だった。

夕方、歩いて30分くらいのスーパーとリカーストアへ。
この夏は暑かったし、アルバータは空気が乾燥していたので、毎日ビール飲んでました。
人生でこんなにビール消費したの初めて。

2010年8月4日水曜日

ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY19


特に何もなく、1日ふつうに研修。
なので今回は、この研修で学んだおもな内容のひとつ、THE TREEについて。

THE TREEとは、第二言語習得において習得すべき言語の構成要素(oral comprehension, oral production, written comprehension, written production, cultural knowledge, cultural experience)を枝に、それを支える概念を幹に、その礎となる理論や仮説を根に喩えた模式図。

特に根(root)の部分について学んだいろんな教育学の用語って、たぶん大学の時に学んだものもたくさんあって、本来ふだんから意識するべき理論だったりするのだろうけれど、12年間教えてきた中で、実際にはあまり意識していなかったものがほとんどだった気がする。
そういったものについてしっかり学び直すことができたのは大きな収穫だった。

2010年8月3日火曜日

ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY18



特に何もなかった1日。研修後に洗濯をしたくらい。
寮のキッチンに洗濯機1台と乾燥機2台がある。洗濯機は1ドル25セント、乾燥機は1ドル。割り勘で買った洗剤一箱をみんなで共用。

なので、ここで私とカナダについて記しておく。

初めてカナダに渡ったのは15年前。
大学の姉妹校があったために、交換留学でNova Scotia州のHalifaxにあるSaint Mary's Universityで8ヶ月を過ごした。
大学のTESL Centreで、前半はいろんな国からの留学生たちといっしょにESLのコースを受講。後半は、TESL Centreがうちの大学からの留学生(13人くらいいた)を対象にコーディネートしてくれたTESOLのコースを受けた。
大学の寮で、2人のルームメイトといっしょにアパートメントタイプの部屋で暮らしたのも興味深い体験だった。

2度目のカナダは6年前。2004年の8月から2006年の3月まで。
外国教育施設日本語指導教員派遣事業(REXプログラム)により、アルバータ州Red Deerに1年7ヶ月派遣された。ちなみにRed Deerは今回派遣されたエドモントンから車で1時間半くらいのところ。
当時はボストンに1人、アルバータに2人の派遣で、どちらに行くかはわからなかったのだけれど、決まってみたらアルバータに。このときから、カナダとの縁を感じ始めた。
高校の日本語の授業と、中学校で選択授業としてJapanese Culture and Languageを教えた。周りに日本人が誰もいない環境に放り込まれての仕事はすごく大変だったけれど、やりがいがあった。
当時の仕事のようすはこちら
2005年のHTEPにも1週間ほど参加させていただいたのも思い出深い。
仕事以外にも、バンフやジャスパーに行ったり、長期休みにはバンクーバーやカナダの東側を旅行したり、アメリカ派遣の仲間を訪ねたり。

3回目は、2007年の1月。早期退職してトロントに語学留学した叔母を訪ねた。
このとき叔母といっしょにケベック州へ2泊3日のバスツアーへ。フレンチカナダ初体験。
自分でカナダという国を選んで訪れたのはこのときだけ。

そして今回のアルバータ州立大学派遣。

そんなわけで、留学もREXもたまたま姉妹校や派遣先がカナダだっただけで、もともと私自身がすごーくカナダに憧れていたわけではない。でも、合わせて2年以上過ごして、今は第二の故郷のようなところ。たぶんまたいつか、ある程度まとまった期間行くことになるんじゃないかと勝手に感じている。

2010年8月2日月曜日

ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY17


ホームステイ3日め。

Brendaのペットケアにくっついて、猫ちゃん2匹のいるおうちに行ってから、Elk Island National Parkへ。後から知ったけど、カナダでいちばん小さいNational Parkだそうだ。

湖のそばを散歩したり、持参したピクニックランチを食べたり。曇り空でときどき肌寒いくらいだったけれど、外を歩くのは気持ちよかった。



帰りにグリーンハウスに寄ったりしつつ、夕方帰宅。
Brendaが作ってくれた、イタリアンな感じの煮込み料理のディナーをいただいてから、寮まで送ってもらった。

リビングに集まっていた仲間たちと3日間のできごとをshare。みんなそれぞれに楽しかったみたいでよかった。

私にとっても、今回のホームステイはベストマッチだったと思う。
ホームステイは初めてじゃないし、北米の家族のようすとかは今までにも見たことがあるから、ひとり暮らしのおうちでもまったく問題はなかった。かえって子どものいるおうちで3日間とか過ごしたら疲れちゃったかも。Brendaは適度にビジネスライクで、いい感じに放っておいてくれたから、宿題やったりぼんやりしたり自分の時間も持てたし。

人見知りな私としては行く前はちょっぴり気が重かったホームステイだけれど、予想外に思い出深い3日間が過ごせて良かった。
 
 

2010年8月1日日曜日

ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY16


ホームステイ2日め。
ベーグルと、チェリーやバナナ、庭でとれたフレッシュなラズベリーの朝食をデッキでいただく。幸せ。

大学の近くの公園で行われているHeritage Festivalへ。広々とした公園に、カナダを形作っているさまざまなethnic groupのパビリオンが出ていて、文化を紹介する展示をしたり、クラフトを売ったり、食べ物を提供したりしている(チケット制)。

ちなみに日本のパビリオンもあって、浴衣で写真撮影とか、折り紙とかやっていた。食べ物は焼き鳥、お好み焼き、たこ焼き、冷奴など。Brendaに「何がおすすめ?」と聞かれたので、冷奴をすすめてみたけれど、薄味だったためあまりお気に召さなかったもよう。

前にシェイクスピアを観た野外ステージで、いろんな国のダンスのパフォーマンスを鑑賞。
国際的なコンクールで入賞したらしいアイリッシュダンスのグループがすごく良かった。



何かアジアっぽいものが食べたくて、マレーシア/シンガポールパビリオンでヌードルをいただく。思った以上にスパイシーで美味しかった。

それからウクライナのパビリオンを見学。


夜はBrenda宅でお友達2人を招いてディナー。サラダを作るのをお手伝い。
メインはアルバータビーフのステーキ。つけあわせはちっちゃいポテト皮ごとゆでたのと、インゲンとマッシュルームの炒めもの。
サラダは私が手伝ったグリークサラダと、ゲストの持ってきてくれたフルーツとナッツの入った甘酸っぱいドレッシングのやつ。
デザートはこれもゲストが持ってきてくれた材料でその場で作ったトライフルみたいなの。スポンジにホイップクリームとフルーツ(いちごとブルーベリー)をのせて、いちごソースをかけたもの。
どれも美味しくって食べすぎた。


ゲストはお2人ともシングル女性で、教える仕事の経験がある。
私が会話に入っていけなくてもノンストップにしゃべり続けてくれるから、かえって気が楽。
話題も健康の話とか、老人ホームにおける恋愛とか、ある程度の年齢のシングル女性に特有(?)のものが多くて実に興味深かった。


それぞれに人生を楽しんでいる先輩シングルたちのお話をいろいろ聞けて、貴重な経験だった。