2012年4月28日土曜日

読書日記2012 A MONSTER CALLS Patrick Ness



新聞広告で見て気になって買った本。3月末読了。

2009年に47歳で亡くなったSiobhawn Dowdという作家の構想を、Patrick Nessが書き上げたもの。

ひとことで言うと、喪失への恐怖と、それを乗り越える物語。

13歳の少年コナーは、母親が病気の治療を始めてから、ある悪夢を見るようになる。
そしていつも決まって12:07に現れる、イチイの木の怪物。
怪物はコナーに3つの物語を語り、4つめはコナー自身が語れと言う。「真実の物語」を。
コナーの「真実」とは何か。
怪物が現れる「12:07」の意味は。

いちおう括りとしては児童書なのだけれど、なんとも重苦しい話。でもパワフルで引き込まれた。
コナーの祖母のキャラクターがなかなか斬新。車を運転し、仕事を持ってバリバリ働き、料理はしない。いわゆる子どもの物語に登場する「おばあちゃん」キャラとは違ってて新鮮。

かなりの勘違いだと思うのだけれど、怪物になんとなく父性、不在の父親の影を感じて萌えた。
コナーの父親は母親と別れ、アメリカで新しい家族と暮らしている。いじめっ子たち以外は、かつていちばん仲の良かった幼なじみも、出てくる先生たちも女性。
そんななかで、怪物だけが力強くコナーを責め、弄り、揺さぶる。
ちょっとした深読み&妄想。

装丁や挿絵も良い。日本語版のタイトルは「怪物はささやく」。おすすめです。

2012年4月22日日曜日

バル街2012春


2012年4月22日(日)、春のバル街。昨年秋は行けなかったので、1年半ぶり。
かなり早い段階でチケットのネット予約が終わってしまい、あわててこなひき小屋まで買いに行った。

ひのき屋さんのライブの時間に合わせて、17:00にブランヴェールが出店するはこだて工芸舎へ。しかしすでに満員で入れず、残念。

気を取り直して、天然酵母パンのお店tomboloへ。オープンサンド2種類と、コリアンダーブラックとかいう黒ビール。このビールが予想外に美味しかった


恒例の生ハムとチーズの振る舞い。


30分前から並んで、まずは生ハムと赤ワインゲット。


その後、クリームチーズと白ワイン。こっちは空いていたので、2回並んじゃった。ワインも2杯。


2軒め。上ノ国から出店の友矢。カニ!
だんは冷酒だけど、寒いときは熱燗さいこう。



3軒め。被災地からカフェペルラに出店の石巻復興ボンバール。
ほんの3日前に仕事で岩手県沿岸部を直に見てきたばかり。


ピンチョスは笹かまぼこのジュレのせ、わかめ、つくね、カキ。桜の枝が添えられた盛り付けもすてき。


4軒め。西波止場の空き店舗に出店の、バー杉の子。



西波止場からの眺め。


ベイエリアもこのにぎわい。


 
しめの5軒めはマメさんラーメン。かなり酔っぱらっててちょっとしか食べられなかったけれど、飲んだあとのラーメンてなんでこう美味しいんだろう。メタボまっしぐら。

 

ライトアップされたまちづくりセンターもキレイだった。

チケット5枚に加え、振る舞いのワイン3杯もいただいてしまったために、翌日はかなりの二日酔い。
見学旅行の代休とってあってよかった。
回も函館の街と美味しいものをたんのうしました。