2010年12月31日金曜日
大晦日2010
大晦日は一度も家から出ず。
これだけは毎年私の仕事の、栗きんとんを作る。
少しやわらかすぎて失敗。もうちょっと煮詰めたほうが良かったかも。
それ以外はひたすらのんびり、ダラダラ過ごした。
夜は紅白歌合戦。
印象的だったのは怪物くん登場と、弥太郎による龍馬の断髪式!
ものすごーく楽しんだわけではないけれど、なんとなく最後まで観てしまった。それだけ、だれでもそれなりに楽しめるエンターテイメントだということか。NHKってすごい。
合間に年越しそばと日本酒とみかん。
日本人に生まれて良かったと思うひととき。
2010年もいろいろあったけれど、また元気に新たな年を迎えられることに感謝。
2010年12月30日木曜日
2010年12月29日水曜日
2010読書記録 THE CARRIE DIARIES Candace Bushnell
冬休みに読もうと思って買ったのだけれど、その前に読み終わってしまった本。
ドラマSex and the Cityの原作者による、主人公キャリーの高校時代のお話。
高校生の分際で飲酒・喫煙とか、頭は悪くないのに恋愛面は弱いところとか(なぜあんな男に惚れる?)、イラっとするところはありつつも、キャリーの「書くこと」へのコミットメントはとても良く描けていると感じた。女の子の自己実現の物語として興味深く読めた。
アメリカの田舎町で高校時代を過ごした人は、懐かしさを感じられるのかなとも思った。
マニアとしては、何と言ってもラストの一行がツボ。
高校を卒業した夏、ニューヨークで行われるライティングプログラムを受けられることになり、初めて”the City”に出てきたキャリーは、バッグを盗まれてしまう。途方に暮れた末に、クラスメイトが紹介してくれた「年上の従姉」に連絡を取る。
電話に出た相手の名前を確認するキャリー。その名前は…。
ドラマとの生い立ちの違いとかはあるけれど、これはこれでそれなりに楽しめた。
他の3人の過去とかも気になるな~。
ドラマSex and the Cityの原作者による、主人公キャリーの高校時代のお話。
高校生の分際で飲酒・喫煙とか、頭は悪くないのに恋愛面は弱いところとか(なぜあんな男に惚れる?)、イラっとするところはありつつも、キャリーの「書くこと」へのコミットメントはとても良く描けていると感じた。女の子の自己実現の物語として興味深く読めた。
アメリカの田舎町で高校時代を過ごした人は、懐かしさを感じられるのかなとも思った。
マニアとしては、何と言ってもラストの一行がツボ。
高校を卒業した夏、ニューヨークで行われるライティングプログラムを受けられることになり、初めて”the City”に出てきたキャリーは、バッグを盗まれてしまう。途方に暮れた末に、クラスメイトが紹介してくれた「年上の従姉」に連絡を取る。
電話に出た相手の名前を確認するキャリー。その名前は…。
ドラマとの生い立ちの違いとかはあるけれど、これはこれでそれなりに楽しめた。
他の3人の過去とかも気になるな~。
2010年12月1日水曜日
2010読書記録 『1984』George Orwell
Lois LowryのThe Giverにはまっていろいろ調べていたときに、同じディストピア文学としてよく取り上げられていたので興味を持った。
夏休みに読み始めて、11月中ごろ読了。古い作品だから読みづらいかな~と思ったらそうでもなかった。
タイトルの『1984』は、オーウェルがこの作品を書いた1948年の数字を入れ替えたらしい。書かれた当時からみれば近未来。
徹底した管理社会に疑問を抱いた男の物語。くわしい内容はこちらでどうぞ。
党への反逆となる行為が露見し、捕らえられ拷問を受ける主人公。その末に、あんなにも愛したはずの女性を陥れることばを口にするところがせつなかった。
「人間らしくあること」「自分自身であること」が許されない世界なんて嫌だ。
それにしてもディストピア文学興味深い。大学で英文学やってたら研究したかったかも。
夏休みに読み始めて、11月中ごろ読了。古い作品だから読みづらいかな~と思ったらそうでもなかった。
タイトルの『1984』は、オーウェルがこの作品を書いた1948年の数字を入れ替えたらしい。書かれた当時からみれば近未来。
徹底した管理社会に疑問を抱いた男の物語。くわしい内容はこちらでどうぞ。
党への反逆となる行為が露見し、捕らえられ拷問を受ける主人公。その末に、あんなにも愛したはずの女性を陥れることばを口にするところがせつなかった。
「人間らしくあること」「自分自身であること」が許されない世界なんて嫌だ。
それにしてもディストピア文学興味深い。大学で英文学やってたら研究したかったかも。
2010年11月7日日曜日
2010観劇記 劇団G4『片づけられない女の片づけたい男』
函館舞台塾2010演劇フェスティバル参加作品。
2010年11月7日(日) 14:00 函館市芸術ホール ギャラリーにて。
「岡部工務店」という小さな会社で起こる、若いカップルをめぐるドタバタかつ心温まるお話。
工藤大(まさる)は就職した会社で高校の同級生・鳴海由伽子と再会。
会社には内緒で二人は付き合いはじめる。
だが、昔も今もどこかはっきりしない性格の大に、由伽子は少し不満があるようで…。
小さな会社に小さな騒動。
(公演プログラムより)
タイトルが秀逸。何をどんなふうに「片づけられな」くて、どう「片づけたい」のか。そしてラストにそれが上手いぐあいに「片づいた」ときのほんわかした感じがいい。
昨年の公演のときもそうだったけれど、美術が凝っていて面白い。工務店の事務所に貼ってあるポスターとか。
役者さんでは、主人公カップルの同僚役の人の暑苦しいほどの熱血ぶりが面白かった。
そして終演後、お見送りする役者のみなさんから観客へ、「岡部工務店」(とその他)の社員の名刺が!こういう仕掛け好き。名刺の裏面には「劇団G4団員募集中!」の文字と代表の方の連絡先が。上手い!連絡してみたくなっちゃうかも。
2010年11月7日(日) 14:00 函館市芸術ホール ギャラリーにて。
「岡部工務店」という小さな会社で起こる、若いカップルをめぐるドタバタかつ心温まるお話。
工藤大(まさる)は就職した会社で高校の同級生・鳴海由伽子と再会。
会社には内緒で二人は付き合いはじめる。
だが、昔も今もどこかはっきりしない性格の大に、由伽子は少し不満があるようで…。
小さな会社に小さな騒動。
(公演プログラムより)
タイトルが秀逸。何をどんなふうに「片づけられな」くて、どう「片づけたい」のか。そしてラストにそれが上手いぐあいに「片づいた」ときのほんわかした感じがいい。
昨年の公演のときもそうだったけれど、美術が凝っていて面白い。工務店の事務所に貼ってあるポスターとか。
役者さんでは、主人公カップルの同僚役の人の暑苦しいほどの熱血ぶりが面白かった。
そして終演後、お見送りする役者のみなさんから観客へ、「岡部工務店」(とその他)の社員の名刺が!こういう仕掛け好き。名刺の裏面には「劇団G4団員募集中!」の文字と代表の方の連絡先が。上手い!連絡してみたくなっちゃうかも。
2010年10月10日日曜日
2010観劇記 劇団自由飛行館『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』
函館舞台塾2010演劇フェスティバル参加作品。
2010年10月10日(日)14:00 函館市芸術ホールギャラリーにて観劇。
チェーホフの戯曲『かもめ』が上演されている劇場の楽屋。
死して亡霊になってもなおこの楽屋から離れられない二人の女優がいつやって来るとも知れない出番のためにメイクに余念がない。
そこへ枕を抱えた若い女優が現れて、ニーナ役のベテラン女優に「私の役を返してほしい」と訴える。
「女優の業」みたいなものが描かれている作品。
こうして考えてみると、私は「女優」ではないなとつくづく思う。
演劇が好きで、何らかの形でお芝居を作ることに関りたくて年に一度舞台に立っているけれど、本質は「演じたい」人間ではない気がする。
だからこのお芝居に登場する、「演じること」をおそらくは唯一の自己表現とする彼女たちへの感情移入は薄い。しかしだからこそ、彼女たちへの憧れは尽きず、彼女たちを観るために劇場へ通い続けるのだろう。
これまでの、そしてこれからの、演劇と私のかかわりについても考えたひとときだった。
2010年10月10日(日)14:00 函館市芸術ホールギャラリーにて観劇。
チェーホフの戯曲『かもめ』が上演されている劇場の楽屋。
死して亡霊になってもなおこの楽屋から離れられない二人の女優がいつやって来るとも知れない出番のためにメイクに余念がない。
そこへ枕を抱えた若い女優が現れて、ニーナ役のベテラン女優に「私の役を返してほしい」と訴える。
「女優の業」みたいなものが描かれている作品。
こうして考えてみると、私は「女優」ではないなとつくづく思う。
演劇が好きで、何らかの形でお芝居を作ることに関りたくて年に一度舞台に立っているけれど、本質は「演じたい」人間ではない気がする。
だからこのお芝居に登場する、「演じること」をおそらくは唯一の自己表現とする彼女たちへの感情移入は薄い。しかしだからこそ、彼女たちへの憧れは尽きず、彼女たちを観るために劇場へ通い続けるのだろう。
これまでの、そしてこれからの、演劇と私のかかわりについても考えたひとときだった。
2010年10月8日金曜日
2010観劇記 宝塚歌劇花組公演『麗しのサブリナ』『EXCITER!』
2010年10月8日(金)13:30 東京宝塚劇場にて。
久しぶりの宝塚歌劇。まず驚いたのが、劇団のサイトからチケットが買えるようになったこと。便利。
それほど特別な公演(トップ披露とかさよならとか)でない限り、けっこう買えるみたい。いちばん安い席を事前にゲットできたので、当日券に並ばずにすんでラッキー。クレジットカードで決済して、チケットの受け取りは最寄のセブンイレブンで。
お芝居は『麗しのサブリナ』。ヘップバーン主演の映画で有名なやつ。残念ながらヒロインにあんまり共感できるところがない。モテモテなプレイボーイの次男に憧れるサブリナの単純さがまず理解できない。堅実な長男の方が萌える。
ショーのほうが面白かった。宝塚歌劇の魅力がわかりやすいのってむしろショーなのかも。プログラムで「セクシードール」「セクシーガイ」という役名を見たとき、真っ先にセクスィー部長が浮かんで、沢村一樹が頭から離れず困りました。笑。
いずれにせよ3500円でこれだけキレイなものを3時間たんのうできるのはお得。
久しぶりの宝塚歌劇。まず驚いたのが、劇団のサイトからチケットが買えるようになったこと。便利。
それほど特別な公演(トップ披露とかさよならとか)でない限り、けっこう買えるみたい。いちばん安い席を事前にゲットできたので、当日券に並ばずにすんでラッキー。クレジットカードで決済して、チケットの受け取りは最寄のセブンイレブンで。
お芝居は『麗しのサブリナ』。ヘップバーン主演の映画で有名なやつ。残念ながらヒロインにあんまり共感できるところがない。モテモテなプレイボーイの次男に憧れるサブリナの単純さがまず理解できない。堅実な長男の方が萌える。
ショーのほうが面白かった。宝塚歌劇の魅力がわかりやすいのってむしろショーなのかも。プログラムで「セクシードール」「セクシーガイ」という役名を見たとき、真っ先にセクスィー部長が浮かんで、沢村一樹が頭から離れず困りました。笑。
いずれにせよ3500円でこれだけキレイなものを3時間たんのうできるのはお得。
2010年10月7日木曜日
2010観劇記 劇団四季『サウンド・オブ・ミュージック』
2010年10月7日(木)13:30 四季劇場「秋」にて。
言わずと知れた、ジュリー・アンドリュース主演の映画でも有名なミュージカル。
「女性教師と子どもたち」はともかく、「若い女性と年上の男性との恋愛」というモチーフが私のツボらしい。昔から川原泉のマンガも好きだし。
冒頭の主人公マリアが山でSound of Musicを歌う場面。2階席から俯瞰で観ていたため、映画の同じシーン(アルプスの山を俯瞰で撮った映像から、だんだん歌うマリアにクローズアップしていく)が思い出されて面白かった。
7人の子どもたちは、長女リーズル以外は子役によって演じられる。子どもを「演じて」いないところが無理なく観られていい。
マリアの優しさと愛情が、子どもたちの心を解かしていくところが、やっぱりいいな~と思う。
そしてなんとこの日、劇場に行ってから知ったのだけれど、終演後に四季の会会員向けイベントが!
物語の舞台オーストリアのザルツブルクの文化などを紹介するもの。
トラップ大佐役の俳優が、ファントム(当たり役)のテーマにのって登場したり、サービス満点。
メインは、音楽祭のシーンの再現。音楽祭の観客になったつもりで、「エーデルワイス」を歌うトラップ大佐に唱和する。それを諫める軍人さんたちなんかも出てきて、ほんとのお芝居さながら。面白かった~!
2010年10月5日火曜日
2010観劇記 劇団四季『コーラスライン』
2010年10月5日(火)18:30 七飯町文化センターパイオニアホールにて。
コーラス(主要な役ではない群舞)のオーディションに集ったブロードウェイのダンサーたち。
演出家は彼らに「自分自身について語る」ことを求める。
彼らの歩んできた人生。彼らにとって「踊ること」とは何か。
赤裸々に語られるダンサーたちの内面。
まずは女優さんたちのスタイルの良さに釘付け。
整形手術で「ボインとプリン」を手に入れたことで役がもらえるようになったヴァルはもちろん、ジュディ役の女優さんがスタイル抜群!やや三枚目な役なのがまたいい。
今回面白かったのが、ONEのリハーサルの場面のキャシー。
コーラスからダンサーとして再出発することを願いつつ、スターだったときの習慣が抜けてない感じ。ひとりだけ帽子を持たずに踊っているのは、小道具はいつも誰かが準備して手渡してくれていたから。最初は笑顔で踊っているんだけれど、振りを周りとそろえられないことを何度も指摘されるにつれて、表情が強張ってくる。
そしてなんと今回は最前列の席!
汗が飛んできそうな距離で、ダンサーたちの鍛え抜かれた肉体をたんのう。
コーラス(主要な役ではない群舞)のオーディションに集ったブロードウェイのダンサーたち。
演出家は彼らに「自分自身について語る」ことを求める。
彼らの歩んできた人生。彼らにとって「踊ること」とは何か。
赤裸々に語られるダンサーたちの内面。
まずは女優さんたちのスタイルの良さに釘付け。
整形手術で「ボインとプリン」を手に入れたことで役がもらえるようになったヴァルはもちろん、ジュディ役の女優さんがスタイル抜群!やや三枚目な役なのがまたいい。
今回面白かったのが、ONEのリハーサルの場面のキャシー。
コーラスからダンサーとして再出発することを願いつつ、スターだったときの習慣が抜けてない感じ。ひとりだけ帽子を持たずに踊っているのは、小道具はいつも誰かが準備して手渡してくれていたから。最初は笑顔で踊っているんだけれど、振りを周りとそろえられないことを何度も指摘されるにつれて、表情が強張ってくる。
そしてなんと今回は最前列の席!
汗が飛んできそうな距離で、ダンサーたちの鍛え抜かれた肉体をたんのう。
2010年9月26日日曜日
2010観劇記 芝居組「虎」『雪花抄(セッカショウ)』
函館舞台塾2010演劇フェスティバル参加作品。
2010年9月26日(日)13:30 函館市芸術ホール リハーサル室にて観劇。
演劇フェスティバルは毎年全部無料で観られる招待券をいただくのだけれど、「虎」さんはいつも予定が合わず今年が初観劇。ついでに言うと、リハーサル室でのお芝居を観るのも初。
最高の刀を打つために山に入る刀鍛冶と、山に住むあやかしの少女の物語。
自らの望む「かたち」を作り出そうとする男と、自らの「かたち」すら定かではない女。
ふたりのもとめる、そして最後にたどりつく「かたち」とは。
ラスト、春を迎えて桜が舞う中、カーテンコールで登場したヒロイン桜夜(さくや)ちゃんの白い着物が、プロジェクタで映し出された桜の花びらで桜模様になっていたのがとっても印象的だった。
役者さん(特に女優さん)がいっしょうけんめいだったし、装置とか照明も綺麗で、お話はせつないんだけど、観終わったあと豊かな気持ちになる作品だった。いいモノ観たな~ってかんじ。
2010年9月26日(日)13:30 函館市芸術ホール リハーサル室にて観劇。
演劇フェスティバルは毎年全部無料で観られる招待券をいただくのだけれど、「虎」さんはいつも予定が合わず今年が初観劇。ついでに言うと、リハーサル室でのお芝居を観るのも初。
最高の刀を打つために山に入る刀鍛冶と、山に住むあやかしの少女の物語。
自らの望む「かたち」を作り出そうとする男と、自らの「かたち」すら定かではない女。
ふたりのもとめる、そして最後にたどりつく「かたち」とは。
ラスト、春を迎えて桜が舞う中、カーテンコールで登場したヒロイン桜夜(さくや)ちゃんの白い着物が、プロジェクタで映し出された桜の花びらで桜模様になっていたのがとっても印象的だった。
役者さん(特に女優さん)がいっしょうけんめいだったし、装置とか照明も綺麗で、お話はせつないんだけど、観終わったあと豊かな気持ちになる作品だった。いいモノ観たな~ってかんじ。
2010年9月23日木曜日
2010観劇記 合同バレエ 白鳥の湖―全幕
ブログをサボりまくっていた2010年後半。
今更だけれど、観劇と読書についてだけは記録のために記しておこうと思う。
2010年9月23日(木・祝)15:00 函館市民会館にて
思えば(発表会ではない)、バレエの公演を観るのは2度目。
1度目は7年くらい前、バンクーバーを旅したときに、ちょうどクリスマス時季で、たまたま泊まったホテルの近くの劇場でやっていた『くるみ割り人形』。
地元のBritish Columbia Balletと、隣のAlberta Balletの合同公演で、シュガーフェアリー(金平糖の精だっけ?)をアルバータバレエの日本人ダンサーが踊っていた。
そして今回、バレエといえば、の『白鳥の湖』。
なんとなく音楽だけでも予習しておこうと、マシュー・ボーン版のDVDを観てみたり。
函館市内のバレエ団体が合同で行ったこの公演。けっこう目立つ役で5人ほど知り合いが出ていた。
そもそも函館のバレエ人口が意外に多いことに驚き。バレリーナは上手な人がたくさんいる。
しかし残念ながら男性ダンサーは少ないらしく、主要なところはみんなゲストダンサー。ロットバルト役の人が良かったな~。
それにしても、函館で地元ダンサーによるこんな大掛かりな(全幕!)バレエが見られるなんて、貴重な経験。
函館市民がこういうパフォーミングアーツを観ることに慣れ親しむようになって、もっといろんなものが観られるようになるといいな。
今更だけれど、観劇と読書についてだけは記録のために記しておこうと思う。
2010年9月23日(木・祝)15:00 函館市民会館にて
思えば(発表会ではない)、バレエの公演を観るのは2度目。
1度目は7年くらい前、バンクーバーを旅したときに、ちょうどクリスマス時季で、たまたま泊まったホテルの近くの劇場でやっていた『くるみ割り人形』。
地元のBritish Columbia Balletと、隣のAlberta Balletの合同公演で、シュガーフェアリー(金平糖の精だっけ?)をアルバータバレエの日本人ダンサーが踊っていた。
そして今回、バレエといえば、の『白鳥の湖』。
なんとなく音楽だけでも予習しておこうと、マシュー・ボーン版のDVDを観てみたり。
函館市内のバレエ団体が合同で行ったこの公演。けっこう目立つ役で5人ほど知り合いが出ていた。
そもそも函館のバレエ人口が意外に多いことに驚き。バレリーナは上手な人がたくさんいる。
しかし残念ながら男性ダンサーは少ないらしく、主要なところはみんなゲストダンサー。ロットバルト役の人が良かったな~。
それにしても、函館で地元ダンサーによるこんな大掛かりな(全幕!)バレエが見られるなんて、貴重な経験。
函館市民がこういうパフォーミングアーツを観ることに慣れ親しむようになって、もっといろんなものが観られるようになるといいな。
2010年8月6日金曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY21
夜、Canadian Football Leagueの試合へ。
地元チームのEdmonton EskimosとToronto Argonautsの対戦。
ルールはさっぱりわからないけれど、何となく雰囲気を楽しむ。あとビール。外で飲むビールってどうしてこう美味しいんだろう。
Eskimosのチームカラーは緑と黄色(ゴールド?)。客席にはこんな装いの人たちがたくさん。左の人とか、ウェスタンな帽子がさらにアルバータらしさを醸し出していてすてき。
ところで、写真の人たちではないのだけれど、近くにいいかんじに酔っ払ったおじさんたちのグループがいた。通路を通る人にいちいちハイタッチを求めるのだけれど、それに対する人々の対応がそれぞれで面白かった。中でも特に覚えているのが、両手にビールを持ってたのに苦労して片手に持ち替えてハイタッチしてた若いお兄ちゃん。いいやつだ。
しかしなんと! ちょっと離れたところでけんかが起き、その周辺の人たちが警察に連れ去られた。その後しばらくして、近くのおじさんグループも連れ出される。どうやらけんかに向かってビールを投げたらしい。
アメリカに比べたら穏やかな雰囲気のカナダだけれど、こんなこともあるのね。
2010年8月5日木曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY20
あるとき、教育学部の図書館に行ったら、いつも宿題をするソファのあるスペースがこんな感じに。
教育におけるマルチメディアについてのコースを受講している学生たちによるexhibitionだったらしい。アートに囲まれてお勉強。なかなかいい気分。
ところで、研修中のコンピュータの使用について。
私は自分のパソコンを持参しなかったので、大学のものを使っていた。
与えられたユーザーIDとパスワードを使って、教育学部のコンピュータにログオンできる。私は教室のと、この図書館のをおもに使用して、メールのチェックなどをしていた。
残念ながら日本語入力はできないので、送信は英語かローマ字のみだったけれど。
寮にも共用のコンピュータがあったのだけれど、日本語の表示ができず、メールを読むことすらできなかったのであんまり使ってなかった。
図書館は朝8:00に開くので、いつも8時過ぎに寮を出て、9:00からの授業までメールチェックしたり、ソファで宿題したり。静かでお気に入りの空間だった。
夕方、歩いて30分くらいのスーパーとリカーストアへ。
この夏は暑かったし、アルバータは空気が乾燥していたので、毎日ビール飲んでました。
人生でこんなにビール消費したの初めて。
2010年8月4日水曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY19
なので今回は、この研修で学んだおもな内容のひとつ、THE TREEについて。
THE TREEとは、第二言語習得において習得すべき言語の構成要素(oral comprehension, oral production, written comprehension, written production, cultural knowledge, cultural experience)を枝に、それを支える概念を幹に、その礎となる理論や仮説を根に喩えた模式図。
特に根(root)の部分について学んだいろんな教育学の用語って、たぶん大学の時に学んだものもたくさんあって、本来ふだんから意識するべき理論だったりするのだろうけれど、12年間教えてきた中で、実際にはあまり意識していなかったものがほとんどだった気がする。
そういったものについてしっかり学び直すことができたのは大きな収穫だった。
2010年8月3日火曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY18
特に何もなかった1日。研修後に洗濯をしたくらい。
寮のキッチンに洗濯機1台と乾燥機2台がある。洗濯機は1ドル25セント、乾燥機は1ドル。割り勘で買った洗剤一箱をみんなで共用。
なので、ここで私とカナダについて記しておく。
初めてカナダに渡ったのは15年前。
大学の姉妹校があったために、交換留学でNova Scotia州のHalifaxにあるSaint Mary's Universityで8ヶ月を過ごした。
大学のTESL Centreで、前半はいろんな国からの留学生たちといっしょにESLのコースを受講。後半は、TESL Centreがうちの大学からの留学生(13人くらいいた)を対象にコーディネートしてくれたTESOLのコースを受けた。
大学の寮で、2人のルームメイトといっしょにアパートメントタイプの部屋で暮らしたのも興味深い体験だった。
2度目のカナダは6年前。2004年の8月から2006年の3月まで。
外国教育施設日本語指導教員派遣事業(REXプログラム)により、アルバータ州Red Deerに1年7ヶ月派遣された。ちなみにRed Deerは今回派遣されたエドモントンから車で1時間半くらいのところ。
当時はボストンに1人、アルバータに2人の派遣で、どちらに行くかはわからなかったのだけれど、決まってみたらアルバータに。このときから、カナダとの縁を感じ始めた。
高校の日本語の授業と、中学校で選択授業としてJapanese Culture and Languageを教えた。周りに日本人が誰もいない環境に放り込まれての仕事はすごく大変だったけれど、やりがいがあった。
当時の仕事のようすはこちら。
2005年のHTEPにも1週間ほど参加させていただいたのも思い出深い。
仕事以外にも、バンフやジャスパーに行ったり、長期休みにはバンクーバーやカナダの東側を旅行したり、アメリカ派遣の仲間を訪ねたり。
3回目は、2007年の1月。早期退職してトロントに語学留学した叔母を訪ねた。
このとき叔母といっしょにケベック州へ2泊3日のバスツアーへ。フレンチカナダ初体験。
自分でカナダという国を選んで訪れたのはこのときだけ。
そして今回のアルバータ州立大学派遣。
そんなわけで、留学もREXもたまたま姉妹校や派遣先がカナダだっただけで、もともと私自身がすごーくカナダに憧れていたわけではない。でも、合わせて2年以上過ごして、今は第二の故郷のようなところ。たぶんまたいつか、ある程度まとまった期間行くことになるんじゃないかと勝手に感じている。
2010年8月2日月曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY17
ホームステイ3日め。
Brendaのペットケアにくっついて、猫ちゃん2匹のいるおうちに行ってから、Elk Island National Parkへ。後から知ったけど、カナダでいちばん小さいNational Parkだそうだ。
湖のそばを散歩したり、持参したピクニックランチを食べたり。曇り空でときどき肌寒いくらいだったけれど、外を歩くのは気持ちよかった。
帰りにグリーンハウスに寄ったりしつつ、夕方帰宅。
Brendaが作ってくれた、イタリアンな感じの煮込み料理のディナーをいただいてから、寮まで送ってもらった。
リビングに集まっていた仲間たちと3日間のできごとをshare。みんなそれぞれに楽しかったみたいでよかった。
私にとっても、今回のホームステイはベストマッチだったと思う。
ホームステイは初めてじゃないし、北米の家族のようすとかは今までにも見たことがあるから、ひとり暮らしのおうちでもまったく問題はなかった。かえって子どものいるおうちで3日間とか過ごしたら疲れちゃったかも。Brendaは適度にビジネスライクで、いい感じに放っておいてくれたから、宿題やったりぼんやりしたり自分の時間も持てたし。
人見知りな私としては行く前はちょっぴり気が重かったホームステイだけれど、予想外に思い出深い3日間が過ごせて良かった。
2010年8月1日日曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY16
ホームステイ2日め。
ベーグルと、チェリーやバナナ、庭でとれたフレッシュなラズベリーの朝食をデッキでいただく。幸せ。
大学の近くの公園で行われているHeritage Festivalへ。広々とした公園に、カナダを形作っているさまざまなethnic groupのパビリオンが出ていて、文化を紹介する展示をしたり、クラフトを売ったり、食べ物を提供したりしている(チケット制)。
ちなみに日本のパビリオンもあって、浴衣で写真撮影とか、折り紙とかやっていた。食べ物は焼き鳥、お好み焼き、たこ焼き、冷奴など。Brendaに「何がおすすめ?」と聞かれたので、冷奴をすすめてみたけれど、薄味だったためあまりお気に召さなかったもよう。
前にシェイクスピアを観た野外ステージで、いろんな国のダンスのパフォーマンスを鑑賞。
国際的なコンクールで入賞したらしいアイリッシュダンスのグループがすごく良かった。
何かアジアっぽいものが食べたくて、マレーシア/シンガポールパビリオンでヌードルをいただく。思った以上にスパイシーで美味しかった。
それからウクライナのパビリオンを見学。
夜はBrenda宅でお友達2人を招いてディナー。サラダを作るのをお手伝い。
メインはアルバータビーフのステーキ。つけあわせはちっちゃいポテト皮ごとゆでたのと、インゲンとマッシュルームの炒めもの。
サラダは私が手伝ったグリークサラダと、ゲストの持ってきてくれたフルーツとナッツの入った甘酸っぱいドレッシングのやつ。
デザートはこれもゲストが持ってきてくれた材料でその場で作ったトライフルみたいなの。スポンジにホイップクリームとフルーツ(いちごとブルーベリー)をのせて、いちごソースをかけたもの。
どれも美味しくって食べすぎた。
ゲストはお2人ともシングル女性で、教える仕事の経験がある。
私が会話に入っていけなくてもノンストップにしゃべり続けてくれるから、かえって気が楽。
話題も健康の話とか、老人ホームにおける恋愛とか、ある程度の年齢のシングル女性に特有(?)のものが多くて実に興味深かった。
それぞれに人生を楽しんでいる先輩シングルたちのお話をいろいろ聞けて、貴重な経験だった。
2010年7月31日土曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY15
ホームステイ1日目。
寮に迎えに来てくれたhostessのBrendaと、まずは彼女のやっているペットケアのお仕事のお手伝い。
Brendaは60代半ばのシングル女性。イギリス出身で、結婚後カナダに渡り、大手電話会社に勤めたあと、ペットケアのビジネスを始めたそうだ。子ども2人がまだ成人前に離婚。現在は2人とも独立して、シングルライフを楽しんでいるようす。
休暇などで留守にしているおうちのペットたちにごはんをあげたり、散歩に連れて行ったり、庭の世話をしたりするお仕事。
この日は2匹の猫ちゃんがいるゴージャスなコンドミニアムと、小型犬2匹がいる一軒家へ。いろんな物件やインテリアを見るのが面白かった。お天気が良くて、わんちゃんたちとの川辺のお散歩も楽しかった。
それからダウンタウンのファーマーズマーケットへ。
アウトドアのマーケットだったので、先週行ったOld Strathconaのとはまた違った雰囲気。
アウトドアのマーケットだったので、先週行ったOld Strathconaのとはまた違った雰囲気。
翌日お友達をディナーに招いているということで、新鮮な野菜やパイを購入。
それからイタリア人街にも。スーパーにずらりと並んだトマト缶が面白くてつい撮影。
パスタも生から乾燥したのまで、ものすごい種類があった。
オリーブオイルやバルサミコ酢も種類が豊富。
そしていよいよBrenda宅へ。
野菜やフルーツ、ハーブがたくさん植えられたジャングルみたいな庭のある一軒家。
中も広々としているし、デッキも広い。
通りよりも少し高いところにあって見晴らしのいいデッキでランチ。幸せ。
夜はBrendaの友人のインド系女性のバースデイパーティへ。
ゲストの多くもインド系だった。
まだ子どものころに家族でカナダに渡り、苦労して高等教育を終えてそれなりの職を得、今は孫にも恵まれたらしい彼女。いろんな人がそれぞれの理由で故郷を離れて移り住み、さまざまなバックグラウンドの人たちによって形作られているカナダの多様性を改めて感じた。
それから、アトランティックカナダの音楽が演奏されるバーへ。
15年前に8ヶ月を過ごしたカナダ東部を懐かしく思い出した。
2010年7月30日金曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY14
授業のあと、初めてひとりで電車に乗って、大学から10分くらいのところにあるSouthgate Mallに行ってみた。
なのでちょっとエドモントンの公共交通機関についてご紹介。
ETS(Edmonton Transit system)では、市バスのほかにLRTと呼ばれる電車を運行している。現在は1路線しかないので、公共の交通機関が苦手な私でも楽々乗れた。
運賃はバスも電車も一律2ドル75セント。
運賃はバスも電車も一律2ドル75セント。
写真のようなチケット(ピンボケですが)を買って(バスはキャッシュも可)、バスの場合はドライバーに渡して、必要な場合はtransfer ticketをもらう。90分間有効。
電車の場合は乗車前にこういう機械でvalidateする。印字された時間から90分間有効で乗り換えも可能。
寮からすぐのところに駅があったので、けっこう便利だった。
Southgate MallはSouthgate駅からすぐ。
以前住んでいたときにお気に入りだったカナディアンブランドのお店などいろいろ見て回ったけど、結局買い物はdollar storeのみ。お土産になりそうなものとか、なかなかの収穫だった。
2010年7月29日木曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY13
school visit2回目。
今回はMetro Continuing EducationのLINC (Language Instruction for Newcomers to Canada)の大人向けESLプログラムを見学。カナダへの移住者は、ある程度の英語教育を無償で受ける機会があるそうだ。
いろんなbackgroundを持った大人たちが、主にカナダで職を得ることを目指して英語を学んでいる。
教室や廊下の掲示物に興味深いものが多い。上のはわりと上級のクラスにあったもの。これ自分の勉強用にほしい。
Canadian Language Benchmarksのポスター。 英語を母語としない人たちの英語力を測る指標で、12のレベルに分かれている。これはレベル3のもの。研修の中で、ヨーロッパで使われている同じような指標についても触れられていた。なかなか興味深いのでそのうち調べてみたい。
近くのモールのフードコートででチャイニーズのランチを食べてから、大学に戻る。
午後はカナダの教員のみなさんとの懇談。前の週にもあって、この日が2回目。
どの日にどの人と話したか忘れてしまったのだけれど、記憶をたよりにまとめて記録しておく。
Outreach programに携わっている高校の先生。
エドモントンのschool systemについて説明してくれた。日本の保育園にあたるものはpublicのものではないため、フルタイムで働く人は小さな子どもをどうしているのかが気になって質問してみた。彼自身はchild careに預けているけれど、長時間になればなるほどお金がかかるのでたいへん、みたいなことを言っていた気がする。
前にアルバータの高校で教えていたときに、クラスにいた子が「Outreachにtransferするから」と言って辞めてしまったことがあって、それ以来気になっていたoutreach programについても知ることができた。就学すべき年齢(16歳?)を過ぎた人たちがhigh school dipromaを取得するためのプログラムらしい。
小学校の低学年の先生。
参観日での、保護者に子どものachievementを知ってもらう活動の工夫を紹介してくれたのが興味深かった。
幼稚園の先生。
Smartboardを使った活動を紹介してくれた。かなり活用しているらしいのだけれど、小さいうちからああいう画面を長い時間見るのってどうなの?とも思った。
Ukrainian bilingualの学校でUkrainian Languageを教えている先生。
projectを中心にした、task-basedの授業をしているそうで、FashionについてのUnitを紹介してくれた。 すごくやってみたいけど、文法ベースの教科書に沿って教えるのがスタンダードな日本の中学校ではなかなか。
フランス語とスペイン語の先生。
French Immersionも教えたことがあるそうなのだけれど、ご自身はもともとFrench backgroundなわけではなく、フランス語は学校教育で身につけたと聞いて驚いた。
小学校~中学校の教頭先生(女性)。
最近administratorの仕事にちょっと興味があるので(自分ではやりたくないけど)、いろいろ質問した。 newsletterによる保護者への情報発信や、それを保護者にちゃんと読んでもらうよう啓発することの重要性とか、いろいろ興味深かった。
カナダの学校については、実際に1年半教えてすでに知っていることもいろいろあったので、マニアックで奇妙な質問をしてしまったかも。
でも新たに知ったこともたくさんあって、貴重な経験だった。
2010年7月28日水曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY12
Mountain Tripの疲れを癒すため、午前の研修はお休み。
16:30に閉まってしまうためいつもはあまりゆっくり見られない大学のbookstoreへ。
16:30に閉まってしまうためいつもはあまりゆっくり見られない大学のbookstoreへ。
気になっていたUofA印のTシャツ(youthのXLサイズで10ドル)をやっと買った。
そして夜はbaseball game!
そもそもスポーツ観戦にはまったく興味がないのだが、なかなか無い機会なので参加。
そもそもスポーツ観戦にはまったく興味がないのだが、なかなか無い機会なので参加。
アメリカ西部、カナダ西部、メキシコなどのチームが所属する、Golden Baseball Leagueの試合。ナックル姫吉田えり投手のいるChico Outlawsも同じリーグ。レベル的にはメジャーリーグの2Aくらいらしい。
地元チームEdmonton CapitalsとCalgary Vipersの対戦。エドモントンとカルガリーは町自体もライバル同士。チームのファンにとってはさぞ盛り上がる試合だったでしょう。
そしてなんと!球場のご好意で、選手入場のときにフィールドのそばで選手とハイタッチ&その後の国歌斉唱も!
試合中はこの日安かったホットドッグ&ビールとともに、球場の雰囲気を楽しんだ。
けっこういい試合だったみたいだけど、結果は残念ながら逆転負け。
そして帰り道、例年にない雨と湿気のため大量発生した蚊に襲われた!!
もう数え切れないほど刺されました・・・。
2010年7月27日火曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY11
Mountain Trip3日目。
バンフを発ってDrumhellerへ向かう。アルバータに1年半住んでいたにもかかわらず、結局一度も訪れる機会がなく今回が初めて。
バンフを発ってDrumhellerへ向かう。アルバータに1年半住んでいたにもかかわらず、結局一度も訪れる機会がなく今回が初めて。
途中、こんな広大なキャノーラ畑がひたすら続く。キャノーラはアルバータの主要な輸出品なのだそうだ。
まずはHoodooを見学。自然ってふしぎ。
チャイニーズビュッフェのランチのあと、ドライバー氏のおすすめでsuspension bridge(吊り橋)へ。なかなかスリリングな経験。
このあたりは有数の化石の産地(?)だそうだ。そのためアルバータの化石の採掘や所持に関する法律は、世界で最も厳しいらしい。
いちばん印象的だったのはこの美しいアンモナイト。
あと、学芸員(?)が土や石の塊から化石を掘り出しているところを見せているのが面白かった。
夕方、寮に帰宅。1週間ちょっとしか暮らしていないのに、「家」に帰ったみたいな気分になるから不思議。
2010年7月26日月曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY10
Mountain Trip2日目。まずはColumbia Icefieldへ。
以前来たときは遠くから眺めただけだったのだけれど、今回はこんな巨大な車輪のついたバスで氷河の上へ!
以前来たときは遠くから眺めただけだったのだけれど、今回はこんな巨大な車輪のついたバスで氷河の上へ!
空気がひんやしとして、なんだか自然の力を浴びている気がするパワースポットだった。
でもやっぱり地球温暖化によって、氷河の面積はどんどん小さくなっているらしい。
でもやっぱり地球温暖化によって、氷河の面積はどんどん小さくなっているらしい。
お気に入りの水ボトルに氷河の水をつめてお持ち帰り。
ビュッフェのランチ(サーモン美味しかった)のあと、Lake Louiseへ。
ここも前に来たときは春先で水面がまだ凍ってた気がするのだけれど、今回はこんな美しい水色が見られた。お天気も良かったし、最高!
ここも前に来たときは春先で水面がまだ凍ってた気がするのだけれど、今回はこんな美しい水色が見られた。お天気も良かったし、最高!
今日の宿泊はバンフ。
RCMP(Royal Canadian Mounted Police。王室カナダ騎馬警察)がmusical rideの練習をしているところを目撃!!
制服マジックよね~! 激萌え!
夕食はバンフ市街のメキシカンバーで。ピーナッツの殻が床に散乱する、フシギなお店。
カサディーラとかナチョスとかみんなでシェアしつつ、メキシコビールをいただいた。
2010年7月25日日曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY9
Rocky Mountains方面への2泊3日の旅の1日目。
午前中は移動が主だったのだけれど、のんびり昼寝ができると思ったら大間違い。
プログラムのディレクターDr.Bとの面談とか、がっちり発音指導されながらの歌とか(遠足のバスレクどころじゃない)、資料のハンドアウト読んだりとか、大忙し。
Dr.B曰く、「眠ってたら美しい景色を見逃してしまうじゃないの!」とのこと。確かにね。
ランチは高級リゾートJasper Park Lodge内のレストランにて。こーんな美しい湖が見える外席で。
しかしあまりにもお天気が良すぎて、太陽の方向に向いていた右半身がすごい日焼け。
Jasper Park Lodgeには5年前、シーズンオフにけっこうお得な値段でキャビンに泊まったことがある。
そのとき行ったお寿司屋さんの前を通ったりもして、すごく懐かしく思い出した。
Bison Burgerをいただきました。ジューシーかつ脂っぽくなくて、ヘルシーな感じ。
美味しかったけど、なにぶん肉がでかいので、けっこう重かった・・・。
胃の中で自己主張を続けるバイソン君を消化すべく、Maligne Canyonでハイキング。基本インドアな私だけれど、こういうお天気のいい日に美しい自然の中を歩くのはやっぱり気持ちいい。そういえばここも5年前に雨の中お散歩したような気がする。
本日の宿は、Best Western。5人は泊まれるゴージャスなお部屋に3人で宿泊。
夕食はJasper Brewing Companyのパブへ。地元のビールHoney Bearとブルシェッタをいただいた。
2010年7月24日土曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY8
研修が始まって初のall free day。
大学の近くの古い街並み、Old Strasconaで毎週土曜日に開かれるfarmers' marketへ。
新鮮な野菜や果物が並んでいて、ものすごく心魅かれたのだけれど、翌日からmountain tripで3日間留守にするのでやめておいた。隣のBC州産のブルーベリーだけ買ったけど。
この時季、このへんではブルーベリーが安くて美味しい!
この時季、このへんではブルーベリーが安くて美味しい!
ランチにフードコートで米の入ったスパイシーなスープをいただく。
午後は、farmers' marketのすぐそばのVarscona TheatreでAmbassador's Wivesというお芝居を観た。
ヨーロッパに駐在する、破産寸前の小国の大使が、国の財政を救うためにお金持ちの女性と結婚しようと、あちこちで女性に声をかける。ある午後、大使館に彼と「結婚した」と言う女性が3人、同時に現れてさあ大変! さらにそこで殺人が起こり・・・というお話し。
キャパ100人くらいと思われるこぢんまりとした劇場はすごくcuteでcomfortable。
役者もすごく良かった。特に女優さんたちがそれぞれチャーミング。1920年代の衣装もすてき。
役者もすごく良かった。特に女優さんたちがそれぞれチャーミング。1920年代の衣装もすてき。
カーテンコールで犯人役の役者さんが、「私が犯人だってことは内緒ね」みたいなしぐさをしてたのが可愛かった。
こういうしっかりしたお芝居がローカルな劇場で気軽に観られるのっていいな~。
夜は寮のリビングで研修生のひとりのbirthday party。
おにぎりやら卵焼きやらがならぶ。もちろんケーキも。
なんだか学生に戻ったような夜だった。でも結局話題は何かと仕事のことになってた気がするけど。
2010年7月23日金曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY7
クラスのあと、ダウンタウンで行われているTaste of Edmontonというイベントへ。
エドモントン市内のレストランがブースを出して、お店のメニューからサンプル的なアイテムを2~3品提供する。チケット(写真)は1枚1ドルで、1アイテム3~6チケットでゲットできる。
とりあえず10枚買ったけど、足りなそうだったので5枚追加。
まずはベジタリアンスプリングロール。ベジタリアンのわりにはけっこうボリュームがあって美味しかった。
次にウクライナ料理のピローギ。マッシュポテトをつめた餃子的なもの。
カナダのアルバータを含む平原地帯にはウクライナ系移民が多い。今回の研修のディレクターDr.Bもウクライナ系。
東ヨーロッパで広く食べられている料理らしく、そういえばポーランド系のルームメイトが食べていたのを覚えている。
アルコールがいただけるのはフェンスで仕切られたエリアのみ。手に認証スタンプを押してもらって中に入る。
なんとここでIDを要求された! ちなみにアルバータでは18歳から飲酒可。とはいえ、25歳以下に見える場合はID確認を求められるそうです。+10歳なのですが。
ワインとビール何種かの中から、ビールをいただいた。
最後にデザートにアイスクリーム。これでチケット15枚をちょうど使い切った。
15ドルでお腹も満たされ、ほろ酔い。チップも要らないし、屋外で飲んだり食べたりするのも楽しいし、かなりお得なイベントだと感じた。エドモントンに住んでたらリピート必至。
2010年7月22日木曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY6
午前中、summer schoolをやっているエドモントン市内の高校を訪問。
Harry Ainlay High School。以前アルバータ州で仕事をしているときにも、日本語教育がさかんな学校として聞いたことがあった。
Mr. ItoのESLの授業を参観。ふだんは日本語コースを教えているMr. Itoの教室には、教室日本語の掲示物が。教室に置いてある日本文化紹介の雑誌なんかも、5年前日本語を教えていたときのことを思い出して懐かしかった。
他には、BiologyとCALM(Career and Life Management。この日は医療系のキャリアについてのプレゼンテーション)を参観。
その後、校長先生を囲んで質疑応答。Special Needs studentsへの対応について質問してみた。
カナダでは基本、どの子も地元の高校に通えるのがいい。特別支援を含めた総合高校ってできないものかと思う。
大学に戻る前に、乗り換え駅の近くのモールでランチ。フードコートでファストフードのベトナム麺。ベジタリアンヌードル美味しかった。
夜は教室でMovie Night。Gridiron Gangという映画を観た。
実話を基にした、少年更正施設のフットボールチームのお話。少年たちがフットボールを通じて、「自分にも価値がある」と思えるようになるようすが印象的だった。
2010年7月21日水曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY5
研修のあと、大学から歩いていける公園で行われている、Freewill Shakespeare Festivalへ。
今回の研修中はできるだけ単独行動を控えようと思っていたのだけれど、なかなか人を誘いづらいイベントなので、ひとりで出かけた。
広大な公園の野外ステージで、2つの演目が日替わりで上演される。
今年はMacbethとMuch Ado About Nothing。
今年はMacbethとMuch Ado About Nothing。
Macbethもとても興味があったのだが、ちょうど予定が空いていたこの日はMuch Ado。でもコメディだし、あらすじも前知識があったので、かえって良かったかも。
幕間にワインをいただきつつ、夏の夜のシェイクスピアを楽しんだ。
幕間にワインをいただきつつ、夏の夜のシェイクスピアを楽しんだ。
写真は上演後の舞台。
HTEPスタッフに教えてもらって、行きの道順は完璧だったのだけれど、帰りに公園から出ようとしたら広すぎて出口がわからない!
とりあえず通りに出たはいいが、入ったのとは違うところから。なので大学に戻る方角もわからない。来るときは丘を下ってきたから、上っていけばだいじょうぶだろうと思いつつ、車は通るが歩いている人は誰もいないために不安になってくる。
するとそこへ自転車の男性が! 必死で呼び止めて方角を確認。やっぱりちゃんと正しい方向に向かっていることがわかり一安心。
1ヶ月の研修でいちばんスリリングなできごとだった。
2010年7月20日火曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY4
この日のお昼はWelcome Lunch 。
研修生の自己紹介と関係者のスピーチ。UofAのスタッフとか、ホームステイを受け容れてくれている人たちとか、たくさんの人たちに支えられたprojectなのだと改めて感じた。
サンドイッチやらラップやらをたらふくいただく。
サンドイッチやらラップやらをたらふくいただく。
ちょっと早めに研修が終わったので、大学のbookstoreへ。職場の皆様へのお土産にUofA印のポートフォリオを大量に購入。
その後、West Edmonton Mallへ。
以前アルバータに1年半住んでいたときにも一度だけ行ったことがある。前は車だったけど、大学からバスだとけっこうかかった。
かつて世界一だったこともある巨大屋内ショッピングモール。ショップのみならず、写真のようなプールやスケートリンクなどもある。
dollar storeとか、お気に入りの北米ブランドのお店で買い物。気がついたらTシャツばっかり5枚買ってた。
フードコートでチャイニーズの晩ごはんを食べて、大学に帰った。
2010年7月19日月曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY3
この日から本格的に研修開始。
研修中、ほぼ毎日けっこうな時間を費やしたのが、review、つまり復習。
前日までの研修内容についてのquestionsに、
1.まずは何も見ないで記憶を頼りに。
2.次に別の色のペンでノートやハンドアウトを見ながら。
3.最後にまた別の色のペンで、グループのほかの人たちと考えをshareしながら。
答えていく。
最初はわりと苦痛だったのだけれど、何度か繰り返しているうちに、だんだん自分の理解が深まっていくのがわかって、面白くなってきた。
午後から銀行へ出かけ、持参した日本円をカナダドルに換金して研修費の支払い。
研修のあと、寮のすぐそばのコンビニで買い物。10ドルのphone cardを購入。
かなりあやしいこのカード。何度か日本に電話してそのたびに10分くらいは話したにもかかわらず、帰国直前の時点で「この番号には残り300分(?)通話可能です」とか言ってた。
写真は寮の入り口。
2010年7月18日日曜日
ただいまカナダの夏~HTEP2010 DAY2
今回の研修は、北海道とアルバータ州立大学のパートナーシップに基づいて行われているHokkaido Teachers of English Project(HTEP)の一環で、正しくはHTEP Canadaというべきプログラム。北海道から10名の教員がカナダに渡って1ヶ月研修する。HTEPにはこのほかに、北海道立教育研究所で行われているプログラム(HTEP Japan)もある。
カナダに着いた翌日。時差ボケ解消のため、午前中からオリエンテーション。
参加者自己紹介に始まり、エドモントン市内の住所の読み方、地図の見方、公共交通機関などについて。
午後はフリー。折りしもこの日はEdmonton International Street Performers Festivalの最終日。
とってもいいお天気の中、他の研修生の方々といっしょに出かけた。
とってもいいお天気の中、他の研修生の方々といっしょに出かけた。
上の写真はHip Hop系のダンス。
このフェスティバルをはじめ、エドモントンはイベントシーズン真っ最中。このあともいろんなイベントに出かけた。
寮の近くのピザ屋で晩ごはん。おじさんひとりでやっててすごく待たされたけど、意外に味は良かった。
久々のメキシコビールCoronaと、グリークピザ。
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