2011年12月31日土曜日

読書日記2011 Jane Juska 『A Round Heeled Woman』


Round-heeledとは、かなり古い言い回しで、性的に奔放な、とかいう意味らしい。
サブタイトルにはMy Late-Life Adventures in Sex and Romanceとある。

お風呂に入りながら古い雑誌をめくっていたら、邦訳版が紹介されていた。
日本語タイトルは『ふしだらかしら 老嬢ジェーンのセックスとロマンをめぐる冒険』。

Before I turn 67 – next March – I would like to have a lot of sex with a man I like. If you want to talk first, Trollope works for me.

The New York Review of Booksにこんな個人広告を出した女性の実話。
この広告のその後の顛末(なんと60あまりのリアクションが!)とあわせて、彼女の英語教師(!)としての仕事、母親との関係、妊娠→結婚→出産(この順番)、離婚、その後の子育てなどが赤裸々につづられている。

いくつになっても、(精神的にも肉体的にも)「女性として男性に求められる」ことを望むのは自然なことなのだと感じた。

2003年に出版された本。こういう女性のセクシャリティをオープンに語った本が受け入れられてベストセラーになるのって、Sex and the Cityの影響もあるのかも?
なんとロンドンで舞台化もされたようです。

2011年12月30日金曜日

読書日記2011 Michael Gates Gill 『How Starbucks Saved My Life』


新聞で書評を見つけて原書を購入。邦訳版のタイトルは『ラテに感謝!』。

広告会社のエリートだったが突然リストラされ、浮気相手が妊娠し家族に捨てられ(これは同情の余地無いけど)、さらに難病の診断を受けた筆者が、ひょんなことからスタバで働き始める。
60代にして、トイレ掃除やレジ打ちなど今までやったことのない仕事と格闘しながら、客に対してのみならず、働くひとたちの間でも互いをrespectする環境の中で、人として大切なことを学んでいく。

スタバがなぜ居心地のいい場所なのかがわかる。
たいへんな仕事だけれど、それ以上にきっとやりがいがあるんだろうなと思わせる。

2011年12月29日木曜日

読書日記2011 Kristin Chenoweth『A Little Bit Wicked』


2011年のわりと早い時期に読み終わった本の記録。

ブロードウェイで活躍する女優の自伝エッセイ。
ちなみに代表作はYou’re a Good Man, Charlie Brownのサリー(トニー賞助演女優賞を受賞)、Wickedの善い魔女グリンダ(同主演女優賞ノミネート)。
サブタイトルには、Life, Love and Faith in Stagesとある。

上の両方とも、NHKBSで放送されたトニー賞授賞式でパフォーマンスを観た。どちらの役もすごくチャーミング。特にグリンダはオリジナルキャストで、その後ブロードウェイを始め世界中で演じられているこの魅力的な役のベースを作ったのは彼女といってもいいだろう。サリーのときの受賞スピーチも良かった。

で、そんな彼女の生い立ちや、Wicked誕生についても知りたくて、この本を読んでみた。
養父母に愛されて育ったこととか、歌うチャンスを得るためにミスコンテストに出てけっこういいところまで行ったりとか、サブタイトルにもあるように信仰がすごく人生のベースになってることとか、実の母親と思われる女性との偶然の再会とかが印象に残った。
アメリカのショウビジネス界の裏側(?)もいろいろわかって興味深かった。

そうえいば、テレビドラマGleeにゲスト出演したらしい。Wickedの中の名曲、Defying Gravityを歌ったとか。観てみたいかも。

2011年11月27日日曜日

舞監への道~『夢の海賊』千秋楽


劇団のお使いを済ませてから楽屋入り。

今回のお芝居のテーマは、ひとことで言うとたぶん、「現実と向き合い、社会の一員として仕事に誇りを持ちながら、夢を追い続けること」。(くわしいあらすじはこちら
自分のキャリアについていろいろ考えた一年だっただけに、すごく考えさせられた。

2回目の公演はちょっとしたハプニングもあり、裏方の仕事の大変さを実感した。
三谷幸喜の『ショウ・マスト・ゴー・オン』みたいだったよ。

いちばん好きだったシーンはラスト近く。
主人公が夢見る力を取り戻すところ。印象的なBGM(オリジナル)と同時に、夢見る力を象徴する「ひらめきの実」(写真)がいっせいに実る。消えていた海も戻ってくる。音響と照明の力を感じた瞬間だった。

終演後、撤収、そして打ち上げ!
いろんな人たち、特に長年函館でアマチュア演劇に携わっている先輩方とお話できてとても楽しかった。
今回照明を担当されたお姉さまに、「舞台監督をやりたいって言う人はなかなかいないからうれしい。あなた冷静そうだからきっとだいじょうぶ」と言っていただけたのがすごくうれしかった。

幅広い年代のひとたちといっしょにひとつのお芝居をつくることができて、かけがえのない経験となった。
観に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
これからも修行を続けます。めざすは舞監!

2011年11月26日土曜日

舞監への道~『夢の海賊』初日



ステージラボ2011 演劇フェスティバル特別企画 市内6劇団合同公演『夢の海賊』いよいよ初日。

ほんとうは2日前の仕込みとかも手伝いたかったのだけれど、どうも仕事が気になって休みが取れず。残念。

初日は9:00入り。
ダンスや抜き稽古の間は、どうも何をしていいかわからずうろうろ。差し入れのお菓子などをしょっちゅうつまんでた(笑)。

13:00からゲネプロ。
私の仕事は、下手ソデで舞台監督さんの補佐。
ほかにも直前になってふられた仕事が多く、地味にあせった。臨機応変な対応が必要な仕事なのだと、改めて実感。実は向いてないかも…。
なんと終演後のカゲアナも担当。

17:30開場、18:00開演。
とりあえず1回目の公演は無事終了。
衣装の片付けとかこまごまとした仕事をして、退館。2回目もうまくいくように祈りつつ。

2011年11月25日金曜日

舞監への道~市内6劇団合同公演


やや日が経ってしまったけれど、私にとって2011年をふり返るうえで大きなできごとなので記しておく。

3月に舞台セミナーを卒業し、憧れの劇団員に。
所属する「劇団自由飛行館」が参加する函館演劇界の大イベント、「市内6劇団合同公演『夢の海賊』」に携わることに。

3月末に合同で脚本の読み合わせがあり、4月はじめにオーディション。
スタッフ希望にもかかわらず、いろいろ役をやらせてもらって気楽に楽しんだ。

まもなくキャスト・スタッフが決定。私は念願の舞台監督助手に。
とはいえ、稽古の間は何をしていいかわからず。とりあえず「舞台監督の仕事」という本を借りて舞台監督とはなんぞや?というお勉強。

そのほかは、できるだけ休まず稽古に行って、芝居の流れを把握したり、代役をしたり。
なかなか役者全員が集まることはむずかしいので、ほぼ毎回誰かの代役をしてた気がする。これがけっこう楽しかった。
ダンスの練習にも参加させてもらったりして、運動不足の解消も。

あと、演出や制作の会議にも参加して、今まで演劇教室の一受講生であまりかかわりのなかった、情宣とかチケットの販売とかについてもいろいろ勉強できたのが大きな収穫だった。

本番が近づいてからは、キャスト・スタッフの稽古に入れる時間をとりまとめたり。

今年度は仕事もけっこうたいへんだし、体力的には厳しかったけれど、今までとは違った形で演劇に携われることが楽しくてしかたがない日々だった。

2011年10月28日金曜日

観劇記2011 劇団四季『夢から醒めた夢』

2011年10月28日(金) 北斗市総合文化センターかなで~るにて観劇。

劇団四季のオリジナルミュージカルの名作。

生の舞台は過去に2回観劇。NHKBSで放送されたのを録画したビデオも繰り返し観ている、大好きな作品。以前サイトにビデオの感想を書いた。

異世界にあこがれる少女ピコは、不慮の事故で命を落とした少女マコと、悲しむ母を慰めるために1日だけ入れ替わることになる。
死後の世界へ向かう霊たちが集う「霊界空港」でピコはさまざまないきさつでそこへ来た人たちと出会う。
そこで、ちょっとした行き違いから、ピコが預かったマコの白いパスポート(光の国に行ける)が、黒いパスポートに変わってしまう。このままではマコが地獄に?!
ピコとマコがふたたび入れ替わる刻限が近づく…。

「夢の配達人」が、ひとりの女優に「ピコ」という少女の役を与え、観客たちに物語を届ける、という冒頭のつくりが好き。配達人がまたかっこいいんです!

今回のピコは岡村南美。デカい。ほとんどの男優たちよりも大きい。見た目のおおらかさと、話し方もおだやかで、おっとりしたかんじのピコ。保坂知寿の元気娘のイメージとだいぶちがって面白かった。ほんわかさが良かったな。

ヤクザの野中万寿夫さんはハマり役。配達人(いい役だ)の味方隆司さんすてき。

いつも時事ネタが織り込まれる「マコを探せ」のシーン。「ま」のつく女の子の名前に今回は浅田真央とマツコデラックス(笑)が。ちびまる子、長谷川町子、田中真紀子は定番らしい。

今回印象的だったシーン。
「みんなてめェのことばっかし考えてんのよね~」が口癖の霊界空港職員デビルと、「みんなが幸せになれたらいいなぁ」が口癖の同じく霊界空港職員のエンジェル。
ピコを助けるために、霊界空港のみんなの気持ちがひとつになるシーン。エンジェルが「一度あんたに言ってやりたかったんだ。みんなてめェのことばっかり考えてるわけじゃない。ほんとは思ってるんですよ。『みんなが幸せになれたらいいなぁ』って」というところで、客席から拍手が!
なんだか幸せな気持ちになった瞬間だった。

音楽もいいし、観終わったあとあたたかい気持ちになれるお芝居。

2011年8月14日日曜日

舞監への道~ことのはじまり

舞台セミナーを卒業して早5ヶ月近く。

なんと、15年来の憧れだった「劇団自由飛行館」に所属し、裏方の修行をしています。
夢は舞台監督。
現在は、11月に行われる函館市内6劇団合同公演に向けて、舞台監督助手として働いて(?)います。

そもそものはじまりは、舞台セミナー卒業公演の打ち上げ。
次年度の舞台セミナーが行われるのかどうかがはっきりしない中で、ずっと裏方の勉強をしたいと思っていたこと、もし来年セミナーがあるならスタッフコースを受講したいことなどを、演技指導の先生に話した。もしセミナーでできなければ、「うちの劇団でやればいい」と言ってくださった。

で、閉講式。舞台セミナーはこれで終了ということがわかる。
その日は急いでいたので、劇団の主宰の方に「あとで連絡します」とだけ伝えて帰った。

するとその翌日、「3月25日に合同公演に向けての読み合わせがあるので来てください」とのメールが。ちょうど予定も空いていたので行ってみると、なんとすでに「劇団自由飛行館 松○×子」という名札が用意されていた。…やられました。

そんなこんなで、現在は週に1~2回の合同公演の稽古、プラス週に2回ある劇団の稽古にもできるだけ行くようにがんばっています。
けっこうきついけど、充実した日々です。

新シリーズ「舞監への道」、今後ともご期待(?)ください。

2011年7月18日月曜日

観劇記2011 芝居組「虎」第五幕『ハルシオン・デイズ』

2011年7月18日(月)13:00~ 函館市芸術ホールリハーサル室

自殺系サイトで知り合った3人。
自殺をさせる為に。
自殺を止める為に。
楽しく死ぬ為に。
そして、行き着いた先は…
何故か保育園でお芝居をすることに!!
(公演パンフレットより)

鴻上尚史作。『トランス』の続編。
ちょっと予習をしようと思って調べたときに、鴻上氏が「『トランス』は暇な役者が演習やアトリエ公演などで演じられるように、少人数の芝居を書いた」みたいなことを書いていたのを、どこかで読んだ。この『ハルシオン・デイズ』も登場人物が4人。装置もそれほど大掛かりではない。高校演劇でもけっこう演じられるようだ。

今回の公演で印象的だったのが、リハーサル室のスペースの使い方。
過去に2回観たリハーサル室でのお芝居は、稽古で使うときの入り口が客席入り口になっていて、窓のある奥側がステージになっていたのだけれど、今回はその逆だった。
今まで私自身は、ホールでのお芝居しかかかわったことがないので、リハーサル室とかギャラリーとか、いろいろ工夫して使える空間でのお芝居も面白そう。

いろんな劇団がそれぞれの個性を活かして演劇していてたのしい。陰ながら応援してます。
そして劇団自由飛行館もよろしく!

2011年6月5日日曜日

観劇記2011 劇団G4 2011春公演『愛こそすべて?』

2011年6月5日(日)14:00~ 函館市芸術ホールリハーサル室。

結婚相談所(?)に集う男女のドタバタコメディ。

まず、登場人物のネーミングのわかりやすさかげんがツボ。
マリエ、祝田(いわいだ。結婚相談所の職員)、成宮優(なりみやすぐる。ナルシスト男)、金好泉(かねよしいずみ。お金大好き女)、大井幸(おおいさち。はかなげな薄幸美女)、美作心(みまさかしん。ひたすらいい人そうな男)。

最後に2組のカップルができるのだけれど、そのうち1組はリアルにカップル。
ラストに2組それぞれのウェディング写真が登場したり、カーテンコールのごあいさつでブーケトスがあったり。こういう仕掛けがあると、お芝居好きな人じゃなくても、「劇場に足を運んで良かったな」「楽しかったな」って気持ちになるんじゃないかな。

役者では、ナルシスト君役の客演の人(のちに入団なさったそうです)が良かった。
公演後口々に「キモかったよ~!」と言われて、「ありがとうございます!」と笑顔で答えていたのがステキでした。そうだよね、褒めことばだよ!

2011年5月24日火曜日

観劇記2011 劇団四季『CRAZY FOR YOU』

2011年5月24日(火) 函館市民会館にて観劇。

なんと18年前の日生劇場の初演を観ている。高校の卒業記念に、友達と東京観劇ツアーしたんだった。懐かしい。その後なかなか観る機会が無く、それ以来2度め。

ニューヨークの銀行のぼんぼんボビーと、西部のちゃきちゃき娘ポリーの恋物語。
あらすじはこちら
「人違いによるドタバタ」は、三谷幸喜作品にもよくあるコメディのお約束。
そしてなんだかんだでハッピーエンドなところがアメリカン。

ガーシュウィンによる耳に残る名曲たちと、スーザン・ストローマンによる小道具の使い方が面白いダンス。
観終わったあと、happyな気持ちになれるミュージカルです。

2011年3月22日火曜日

女優への道5~ついに卒業

だいぶ前のことになるが、現在とこれからの私と演劇とのかかわりを綴るうえでの一区切りになるのと思うので、記しておく。


3月22日、舞台セミナー2010の閉講式があった。
私がこの5年間受講生として参加し、事業自体は12年続いたこのセミナーの、これが本当に最後の閉講式。

最初は、はじめの1年はキャストコースで、その次はスタッフコースに…と思いながらも、結局は5年間役者を続けた。

今年度は小中学生もいっしょにお芝居をした。
実は最初は、仕事を離れた趣味の場でまで子どもと接することに抵抗があったのだけれど、「お芝居が好き」という気持ちは同じ。だんだんふつうに仲良くできるようになっていった。

みんな素直でいい子たちで、いまどきの小中学生も捨てたもんじゃないな、と思えたし、本番に向けての瞬発力というか、直前まで「だいじょうぶ?!」とヒヤヒヤさせつつ、本番では今までで最高のお芝居ができちゃうあたり、子どもの可能性を再認識したりもした。

それから、子どもの「演劇やってみたい!」という思いを受け止めて、こういう事業への参加を勧めたり許可したり、送り迎えなどの協力を惜しまない保護者の人たちの存在を知ったのもうれしかった。
みんなこういう子どもや保護者ばっかりだったらいいのに…とか思ったりして(笑)。

5年間このセミナーに参加できたことは、私の人生においてものすごく貴重な経験となった。
お世話になったみなさま、ありがとうございました。
これからもお世話になる方々、どうぞ今後ともよろしくお願いします。

2011年3月20日日曜日

flat stanley Germany

先日、見慣れないアドレスからメールが届いた。件名は”flat stanley Germany”。

だいぶ前に、Flat Stanley Projectという交流プログラムで一度だけ手紙のやりとりをした、ドイツの学校の先生からだった。

日本の地震のニュースを聞いて、生徒たちみんなが無事を祈っている。遠く離れていて何もできないけれど、私たちがかつての幸せな交流を憶えていることを知っていてくれることが救いになれば、という内容だった。

何年も前の、たった一度の交流を憶えていて、思いを寄せてくれている人たちがいることに、涙が出た。

きっとそのクラスの子たちにとっていちばん近い「日本」は直接手紙をやりとりした私たちで、だからこの災害を知ってまっさきに思い出し気遣ってくれたのだろう。

ほんの小さなつながりでも、人の心に残り続けるのだということ。
そして、そんなつながりに救われることもあるのだということを感じたできごとだった。

2011年3月19日土曜日

デジタル化進行中 その1

1月に買ったブルーレイレコーダを活用して、古いビデオテープ(主に演劇)のデジタル化をすすめている。

そのうちのいくつか、まずは三谷幸喜作品3本を紹介。

「バイ・マイセルフ」
松本幸四郎と市川染五郎のふたり芝居。
伝説の老俳優と、彼の自伝のゴーストライターのお話。老俳優が人生を語る中で、ライターとの間になんとなく親子めいた絆が生まれてくるのが、「父と息子萌え」の私にはかなりツボ。しかも役者ふたりはリアル親子。

「彦馬がゆく」
幕末の江戸を舞台に、写真館に集う人たちを描いたお話。
歴史上の有名人たちも登場するのだけれど、どれも珍解釈な人物像なのが面白い。
主人公の写真師神田彦馬が写真を撮るときに言う、「人生でもっとも愉快だったときのことを思い出してください」っていうせりふが好き。

「You Are The Top 今宵の君」
事故で亡くなった女性歌手の追悼コンサートで歌う曲を書くために再会した、かつて黄金のコンビと言われた作詞家と作曲家。ともに曲を作るうちに、ともに愛した女性歌手との思い出がよみがえる。
上演時、主演のひとり鹿賀丈史が初日を目前に病気で降板したことも話題になった。
作詞家役の市村正親さんはさすが。軽妙ながら、せりふに重みがある。急遽代役となった作曲家役の浅野和之さんも、シニカルで人間関係に不器用な感じがいい。ふたりの思い出の中にいる女、戸田恵子さんもすてき。

まだまだ、山ほどあるビデオテープ。お金のかからない娯楽はしばらく続く。

2011年3月17日木曜日

大震災で思うこと

3月11日のその瞬間は職員室にいた。

海沿いの町なので(学校は高台だけれど)、津波の情報を得るためすぐにテレビをつける。
しばらくようすを見ていたが、揺れもおさまったためとりあえず生徒はふつうに下校させることに。
「怖かったね」「まだふらふらする」とか話しながら掃除。体育館が卒業式の会場設営されていたため、多くの部が活動がなく、ほとんどの生徒が下校。

そうこうしているうちにテレビには東北地方の惨状が。
このあたりにも大津波警報が出て、駐車場に非難してきた車も。
全校生徒の安否を確認するようにとの指示。固定電話の回線は公衆電話を入れても5本しかないので、個人のケータイを使うが、ぜんぜんつながらない。

結局、沿岸部の住民が一時避難したり、町内の海沿いの国道の一部が翌日の夕方まで通行止めになったくらいで、ありがたいことに大きな被害はなかった。
ケータイがしばらくつながりにくかったのは不便だったけれど、そんなことに不満は言っていられない。

知り合いにも特に大きな被害は聞いていない。
前に勤めていたところ今のところも海沿いで、漁業のおうちが多かったので、船だいじょうぶだったかな、とか、ホタテにはかなり被害があるみたいで大変だな、とか心配ではあるけれど。

津波の被害や原発の事故など、目を覆うような光景が連日報道されている。
自分は何をしたらいいんだろう、ともどかしさを感じる中、北海道新聞に掲載されたある記事を読んだ。

精神科医の香山リカによる一文。

まずは「私は、大丈夫」と自分を安心させてあげること。
被災者の方々に申し訳ないと感じてしまうかもしれない。けれど、これから日本中が支え合い励ましあって立ち直らなければならない。「あなたの力が必要」と言われるその日に備え、まずすべきは自分で自分を守ること。そうできる人は、ゆっくりと体を休め、食事をきちんと取り、お風呂に入って体をあたためる。そうやって自分を維持することが、直接被災していない人の義務である、という内容。

今自分がふつうに生活できていることに感謝して、一日一日を大切に過ごそうと思う。

2011年3月16日水曜日

健康の話~胃超音波内視鏡検査

ことの起こりは昨年夏。

7月に受けた人間ドックの結果が、私がカナダ研修で家を空けている間に届いた。
教員住宅の掃除やら換気をしに来てくれた際に、それを勝手に見た母。その中に「胃粘膜下腫瘍の疑い。要精検。」の文字を見つけパニックに。
帰国するやいなや、必要以上に深刻なようすで「早く病院行きなさい!」と言われる。
せっかく充実した研修を終えた直後にそんなことで、しかも「なんで人の検診結果を勝手に見るのよ!!」と怒る私。大人になって初くらいの大喧嘩。

すぐに再検査の予約をしたけど、取れたのは2週間以上あと。
9月初めに人生初の胃カメラ。
けっこう苦しかったけれど、「上手ですよ」とほめられつつ無事検査終了。

結果は、粘膜の下に1.5cmくらいの腫瘍があるとのこと。粘膜の下なので、くわしいことは切ってみないとわからない。このままの大きさなら問題ないので、とりあえず様子を見て、半年後に超音波内視鏡検査をしてみましょう、とのことに。

で、半年後。
3月15日に検査の説明と日程調整のために診察に。
診察室に入ったとたんドクター曰く、「なんか変なのできてたんでしたね」。変なのって…。
運よく翌日すぐ検査ができることに。しかしながら、ふつうの内視鏡より管が太く、検査の時間も長いため鎮静剤を使うので、その日1日車の運転はできないとのこと。
翌日検査できるとは思わず泊まる準備をしていなかったので、とりあえず一度勤務地の住宅に帰宅。

翌日休みをとり、朝実家に車を置いて父に送ってもらって病院へ。
まず鎮静剤の点滴。その後はふつうの胃カメラと同じくのどにゼリーとスプレーの麻酔。

そしていよいよ検査。これがふつうの胃カメラとは比べ物にならないくらい苦しい!
2人がかりで押さえられながら、体の向きいろいろ変えながら胃の中を見る。

検査後ベッドで1時間くらい寝かされてから、結果を聞く。
見づらい位置だったらしく、あんまり上手くいかなかったようすだが、どうやら腫瘍の中身は水らしいとのこと。他の臓器にはよくあるけれど、胃にできるのはめずらしいそうだ。
この大きさなら特に問題はないので、また1年後に検査しましょうということに。次はふつうの胃カメラでいいって。

父に迎えに来てもらって実家に帰宅。昼食後は鎮静剤と検査の疲れからか夕食まで爆睡。
この日は実家に泊まった。

めちゃくちゃ苦しかったけど、とりあえずなんともなくて良かった。

それに、被災地では必要な医療も受けられない人たちがいるなか、特に緊急でもなく、生命にかかわるほどでもない検査をふつうに受けられることに感謝。
ちょっとくらい検査が苦しくても、文句は言えないなと思った。

2011年3月6日日曜日

女優への道5~『さらっていってよピーターパン』千秋楽


9:00集合。ストレッチと発声。

10:00すぎから今日もゲネプロ。今回は一部の配役がダブルキャストなので。
その後軽食、メイク。

16:00開演。
今回は特に失敗もなく、せいいっぱいできたと思う。
カーテンコールのダンスはしみじみと、かつ楽しく踊れた。

そして打ち上げ!
一次会は芸術ホールのギャラリーで。
そして二次会は大人限定でカラオケへ。一次会はアルコールがまんしたので、ビールが美味しかった。8名ほどで、各自好き勝手にマニアックな曲を歌いまくる。やっぱり演劇やろうと思う人たちって変わった人多いかも。

とにかく無事に終わってよかった。

写真はキャストのひとりのお母様からの差し入れ。手づくりケーキ。すてき。

2011年3月5日土曜日

女優への道5~『さらっていってよピーターパン』初日


9:15ころ楽屋入り。

10:00からウォームアップとダンス。
11:00過ぎから抜き稽古。
その後、軽食・メイク。

13:00からゲネプロ。
その後の返し稽古は私のところはほとんどなかったので、メイクのつづき。
ミセスのパーティメイクなので、やや華やかに、ふつうに綺麗なお化粧。かなりバサバサのつけまつげを着用。

夕食のお弁当をいただいて、いよいよ18:30開演。

今回久しぶりに着替えがあるので緊張。
2回目の出番で、ハケる袖を間違えた! でもそれ以外はつつがなく終了。

明日もうまくいきますように。

写真は叔母からいただいたお花。

2011年3月4日金曜日

女優への道5~卒業公演間近その2


函館舞台塾2010舞台セミナー、今回の卒業公演は『さらっていってよピーターパン』。

一昨年・昨年につづき、別役実の作品。
今年度からジュニアコースの小学校4年生からの子どもたちも加わってにぎやか。

年をとってみすぼらしくなり、冒険に消極的になってしまったピーターパンを、子どもたちがけしかけて(?)ネバーランドにさらっていってもらうお話。
私の役はウェンディたち3兄弟の母。

卒業公演直前の週はこんなかんじでした。

2月28日(月)
児童館でお芝居の稽古。

3月1日(火)
ダンスの先生のスタジオで練習。

3月2日(水)、3日(木)は貴重なお休み。

3月4日(金)
仕込みのお手伝いをしようと、張り切って朝から休みをとった。
しかしタイミングが合わず、手伝ったのはリノのテープ貼りくらい。
あとは衣装の細かい仕上げ。

写真は合間にこっそり撮った海賊船のセット。今までになく大掛かりな装置。

午後一度実家に帰宅し、夕方ふたたび芸術ホールへ。

夜は通し稽古。

例年になくいろんなことがギリギリでかなりドキドキだけれど、楽しい公演になりますように。

2011年2月27日日曜日

女優への道5~卒業公演間近


函館舞台塾舞台セミナー2010卒業公演まであと1週間ほど。
今週は月~土まで毎日何かしら準備があった。

2月21日(月)
芸術ホールにて衣装作りの作業。
演技指導の先生の劇団所有のドレスをお借りするのだが、残念ながら細すぎて腕が上がらない。背中のファスナーも閉まらない(泣)。
なので袖をほどいてパフスリーブをつけた。背中も加工。

2月22日(火)
今回のお芝居は歌がたくさん出てくる。さすがに生では歌えないので録音。
合間にお芝居やダンスも少し練習。

2月23日(水)
初めて衣装を着けて通し稽古。

2月24日(木)
芸術ホールでダンスの練習。

2月25日(金)
演技指導の先生の劇団が使っている児童館で稽古。

2月26日(土)
芸術ホールでメイクの練習。私は何回もやってるし普通のメイクなので、衣装の作業。

27日(日)は何もなかったけど、家で衣装の仕上げ。
写真のようにほぼ完成。

本番まであとわずか。どきどき。

2011年2月14日月曜日

Valentine's Day


基本的に、イベントごとが大好き。
ついでにお菓子も大好き、となると、バレンタインには何かしたくなる。

かと言って手の込んだものを作れるほどの時間もないので、レシピをそらで憶えているほどよく作るマドレーヌをバレンタインバージョンにしてみた。

小麦粉400gのところ100g減らして、その分を純ココアにした。
チョコレート味濃厚でかなりしっとりな出来上がり。

バレンタイン前の3連休初日に作って、翌日のお芝居のお稽古に持って行ってみなさんにおすそ分け。子どもたちがうれしそうにしててこっちもうれしくなった。食べ終わってから「ありがとうございました。美味しかったです」とわざわざ言いに来てくれた子も。可愛いなあ。

こうやって喜んでもらえると、また作ろうという気持ちになる。
もちろん自分も食べたいしね。

2011年1月30日日曜日

観劇記2011 劇団四季『赤毛のアン』

2011年1月29日(土) 北海道四季劇場にて観劇。

けっこう長く四季の会に入っているため、「北海道四季劇場開場記念芸術祭」の演目2作品ともただで観られた。1作目の『エビータ』につづき、2作目は『赤毛のアン』。

物語の舞台、カナダのプリンス・エドワード島で毎年夏に上演されているミュージカル。
私とアンとの出会いは、多くの日本人女性の例にもれず、テレビアニメから。
よくいる「アンフリーク」なわけではまったくないけれども、カナダには何かと縁があるため、プリンス・エドワード島には2回行ったことがあるし、カナダ版の舞台も観たことがある。
そう考えると、それなりに特別な想いのある作品。

四季版の観劇は今回が2回目。
ミュージカルに限らず『赤毛のアン』という物語を見るといつも、あの時代に「女の子が自らの努力によって男の子に勝ち奨学金を得る」ところに、カタルシスを感じる。
男の子が欲しかったはずのマシューが、「1ダースの男の子よりもお前のほうがいい」と言うセリフもいい。何度聞いても胸が熱くなる。

アンを導くのが女性の先生であることも含め、女の子の自己実現について考えさせられる作品。

2011年1月29日土曜日

札幌日帰りプチぜいたくの旅2011冬


北海道四季劇場開場記念芸術祭の公演を観に札幌へ。

朝いちの特急に乗り、10:30ころ札幌着。
ちょっとだけ札幌駅周辺のお店を見たあと、早めのランチのため地下を歩いて地下鉄さっぽろ駅近くの日本生命ビルへ。
叔母が教えてくれたイタリアンのお店を探して行ってみた。

OSTERIA Sister BEAT DUO。なんとランチ1000円でメイン(肉or魚)にサラダとパンがつく。
この日はお魚をいただいた。女性のランチには手ごろなほどほどの分量。
ちょっと歩いたらのどが渇いたので、追加でビールを。電車だとランチで飲めるのがいい。
新たなお店を発掘してしあわせ。

ほろ酔いで歩いて劇場に向かう途中、ベネトンでセールが!
あまり時間がない中、セーターとニットのスカートを購入。

お芝居はミュージカル『赤毛のアン』。くわしい感想は後日。

終演後、デパ地下で晩ごはんを買って帰りの電車に乗る。

美味しいランチ食べて買い物してお芝居観て、プチぜいたくな1日だった。

2011年1月23日日曜日

はこだてランチョン


叔母とはこだて工芸舎へ。ひな祭りのクラフト展を見る。
ここの階段にあるチューリップのステンドグラスがかわいい。
ここは作家もののお洋服やアクセサリーとかも扱っていてとてもすてきなのだけれど、お高くてなかなか買えない。でも目の保養。


その後、函館の旬の食材を使ったランチが1500円で味わえる、はこだてランチョンという企画に参加している、レストランLe Vent(ル・ヴァン)へ。

ハムがどっさり乗ったサラダ。ボリューム満点。



オニオングラタンスープ。体があたたまる。


メインはポーク。胡椒が利いてて、ソースも美味しかった。

デザートはしょうがのアイスクリーム。食後にコーヒーか紅茶もつく。

1500円のランチってとても毎日は食べられないけれど、たまにはちょっとプチぜいたく。
幸せな一日になった。

2011年1月15日土曜日

人生初フグ


家族のちょっとしたお祝いのために、父の知り合いのお店でお食事会。

なんとフグのフルコース! しかも父のおごり。

まずはフグの煮こごりほか2品。


次にフグの皮三種類。それぞれ食感がちがってておいしい。お酒がすすむ。

お椀物はたけのこ。


おさしみ。これで一人前。


フグの白子!
ホワイトソースといっしょにパイ生地にのせてグラタン風に。上にかかったポン酢のジュレとよく合う。

からあげ。ひとり4個もついた。すごいボリューム。


そして鍋。もちろん締めはぞうすい。

年明け早々、今年いちばんのぜいたくをしちゃったかんじ。
健康で美味しいものが食べられることに感謝。

2011年1月14日金曜日

English Camp2011 その2


昨年は参加しなかった函館ウォークラリーに今年は同行。

子どもたちがグループごとにALTを函館市内観光にご案内する。途中それぞれの場所で英語で解説をしたり、与えられたミッションを遂行していく。

メイン会場である少年自然の家からバスでまずは湯の川温泉へ。足湯に1分間浸かるというミッション。とても寒い日だったので、体が温まって良かった。

そこから市電で五稜郭公園へ。昨年オープンしたばかりの箱館奉行所へ。
大広間の畳の数は?という英語の質問に答えるミッション。

それからまた市電で函館駅方面へ。摩周丸を見学。この船の長さは?という英語の質問に答えるミッション。

ふたたび市電で西部地区へ。旧函館区公会堂へ。
そこから徒歩で老舗洋食レストラン五島軒へ。お昼ごはんにカレーをいただく。

さらに徒歩で坂本龍馬記念館へ。有名な懐に手を入れた写真の龍馬がその手に持っているものは?という英語の質問に答えるミッション。

その後金森洋物館へ。少しだけ自由時間があったのでお店を見て回る。


そして最後はロープウェイで函館山へ。

冬の函館山って初めて。と思ったら、小学生のころ冬休みに行ったと後から母に聞いた。ぜんぜん覚えてないけど。白くて綺麗。

バスで少年自然の家へ。フェアウェルパーティまで時間があったので、お風呂に入る。一日外にいて冷えた体があったまる~! ビバ温泉!
フェアウェルパーティではバイキングの夕食をいただいたりゲームをしたり。

けっこうな長時間拘束されたのはちょっぴり辛かったけれど、なかなか良い経験ができた2日間だった。

2011年1月13日木曜日

English Camp2010 その1


昨年に続き、勤務する町の少年自然の家で行われた小中学生向け英語キャンプの手伝いをした。

しかしながら今年は昨年とはちがい、HTEP派遣者の活用というかたちで依頼を受けての参加。2日前の事後研修でもいっしょだった方と2人で、HTEPを代表してのお手伝いとなった。

会場には、英語関係の指導にあたるALTたちの故郷を紹介するディスプレイが。
今回初めて会った隣町のALTはイギリス出身。
かつてロンドンと近郊を3回訪れたことがある。最後に行ったのはもう7年も前。また行きたくなってきた。

今日は誕生日の言い方とたずね方、買い物の表現などを扱った活動と、翌日の函館ウォークラリー準備のお手伝い。

夕方1時間ほど時間が空いた。「お風呂でもどうですか?」と少年自然の家の方にすすめられたのだけれど(ここのお風呂は温泉!)、泊まる予定がなかったのでお風呂セットも持ってきていなかった。たしか隣の町営温泉なら貸しタオルセットがあったはず!と思い、行ってみた。300円でタオルとバスタオル、リンスインシャンプーとボディーソープが借りられた!
最近寒かったり電車で札幌往復したり雪かきしたりであちこち凝りぎみだったので、すごく気持ち良かった~!

夕食後、ウォークラリーの最終確認をして、この日のお仕事は終了。
同じ英語にかかわることとはいえ、普段の仕事とはまた違った感じで刺激になった。

2011年1月12日水曜日

観劇記2011 劇団四季『エビータ』

2011年1月10日(月) 北海道四季劇場にて観劇。

貧しい身の上から、アルゼンチンの大統領夫人にまで上りつめたエバ・デュアルテ・ペロンの半生を描いた、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などで知られるアンドリュー・ロイド・ウェバーによるミュージカル。

女としての自分を最大限に利用してのし上がるエバの生き方は、賛否両論あるだろうけれど、私はありだと思っている。
語学やコンピュータの知識・技能に長けていたら、それを活かして自己実現の手段にする。女として美しく、魅力的で在ることに優れていたら、さらにそれを磨いて利用する。同じなんじゃないだろうか。ただキレイに生まれたからってできることじゃなく、それを武器にできるほどにするにはそれなりの努力が必要だろうし。そこらへん、『エリザベート』のタイトルロールにも共通する。
ただ、いわゆる「女の武器」が通用してしまう男社会にはやや疑問はあるけれども。

この作品の観劇は2回目になるのだけれど、今回は照明が印象的だった。
フロアに描かれる光の輪が、シーンによって色を変える。アルゼンチン国旗の水色と白になったり、「虹の如くに」「虹の歴訪」の場面では虹色になったり。

役者ではやっぱりチェの芝清道さんがいい。狂言回しとして、エバをシニカルに見つめるという役自体も好き。
しかも今回は、芝さん以外のメインキャスト3人が北海道出身者だった。

北海道にお帰りなさい、四季劇場。
北海道の演劇文化が発展することを祈りつつ。

2011年1月11日火曜日

HTEPreunionの旅 in Sapporo その2

いつもの宿泊先ライフォート札幌の朝食バイキングをたんのうしたあと、JR札幌駅のコインロッカーに大きな荷物を預け、JRで大麻へ。この日は晴れていたのだけれど、前日までの雪の影響かけっこうダイヤが乱れていたもよう。早めに出てよかった。

10:00から北海道立教育研究所にて、今回の旅のそもそもの目的、HTEPの第2回事後研修。
10月の第1回みたいに派遣者だけでまったりと行われるかと思いきや、直前になって参加者を募った「実践報告発表会」であることが発覚。派遣者のほか、11名ほどの先生方の前で授業のビデオを見せながらの発表となった。やや緊張したけど無事終了。
いっしょに派遣された仲間たちが、それぞれの場所でがんばっているようすがわかって励みになった。

研修終了後、ステラプレイスのスタバでしばらくまったり。
デパ地下で晩ごはんを買い込み、19:29の特急に乗った。

仕事も遊びも満喫した札幌1泊2日。充実した2日間でした。

2011年1月10日月曜日

HTEPreunionの旅in Sapporo その1


仕事で札幌へ。この冬休みはいつもの東京行きをしなかったので、これが唯一の遠出。

前泊がつくので、2日間を目いっぱい使うべく、前日朝一番の特急で向かう(しかもこれだと得割きっぷ適用)。
雪のためちょっと遅れて10:30札幌着。少しうろうろしたあと、札幌駅周辺で早めの昼食。ごはんものが食べたくて、中華のお店でなすと豚肉のあんかけごはんっぽいものをいただく。けっこうピリ辛で体があたたまる。

そして今回の旅の目的のひとつ、北海道四季劇場へ。
劇団四季から、この劇場のオープン記念招待公演の案内が来たのが10月?ころ。1月にこの出張の可能性があったので、チケット申し込みをぎりぎりまで待っていた。そして出張が決まってみたら、ちょうど公演期間!
チケット代も、交通費も宿泊費もかからないという、大変ありがたいことに。

地下鉄で大通駅まで。初めて行く場所なので念のため地図をプリントアウトして行ったけど、駅からとても親切な案内表示が。そういえば五反田のキャッツシアターに行ったときもこんなかんじだった。

さてこの劇場、北海道に12年ぶりに復活した劇団四季の専用劇場。

「札幌四季劇場」じゃなくて「北海道四季劇場」なのがいい。文化の大都市集中に否定的な四季だから、「北海道全体の演劇の拠点」との思いがこめられているのかも。

演目は「エビータ」。くわしい感想は後日。

お芝居のあと、中島公園近くのホテルにチェックイン。荷物を置いて再び札幌駅周辺へ。
どこもかしこもセール。あんまり買ったことのないお店で2点ほど購入。
そして夜は、翌日の事後研修にさきがけて、HTEP2010同窓会。残念ながら11名中8名のみの参加だったけれど、夏の研修の思い出とか、その後のこととかいろいろ話せて楽しかった。

2011年1月5日水曜日

やっと地デジ化

ブルーレイディスクレコーダを買った。やっと地デジ化。

そしてレコーダを買った最大の目的は、膨大なVHSテープライブラリのデジタル化。
内容はおもにBSで録画した演劇。半分くらいは宝塚歌劇。

手始めに、NODA MAPの『キル』(初演)をハードディスクに録画。
1994年に録ったもの。野田さんも堤真一も若い!

そのほか、保存するほどではないけれど重ね録りに使うかも、と思ってとってあったテープたちを思い切って処分。

当分家にいる時間は常にフル稼働しそうなブルーレイディスクレコーダ君である。

2011年1月1日土曜日

謹賀新年2011


2011年、あけましておめでとうございます。

元日は9:00ころ両親&叔母とおせちの朝ごはん。
その後、父方母方それぞれのお墓に年始のごあいさつ。
その後は家でひたすらダラダラ。穏やかな元日でした。

夜はワイン飲みながらドラマ『相棒』を観た。

保険会社の人が持ってきた占いみたいなのによると、36歳は「発展期」とのこと。
今までやってきたことの結果が出てくる年だそうだ。

2011年も私と大切なひとたちにとって幸せな年でありますように。